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「漬もん屋鉢瓶」開店 障害者の社会参画拠点に

2017年04月12日 07時32分

伊万里市の中心街の古民家を改装した「漬もん屋 鉢瓶」のスタッフら=伊万里市伊万里町
伊万里市の中心街の古民家を改装した「漬もん屋 鉢瓶」のスタッフら=伊万里市伊万里町
配膳や接客を学びながら働き、障害者の就労支援や工賃・賃金アップにつなげる役割も期待されている=伊万里市伊万里町
配膳や接客を学びながら働き、障害者の就労支援や工賃・賃金アップにつなげる役割も期待されている=伊万里市伊万里町

■手作り漬物、ランチ提供 

 伊万里市の中心市街地の古民家を再生した店舗「漬もん屋 鉢瓶(はちがめ)」の開所式が9日、伊万里町仲町の現地であった。市内で障害者福祉施設を経営するNPO「にこにこくらぶ」(田代一茂理事長)が運営し、手作りの漬物を、伊万里焼の器でかまど炊きのご飯とともに味わうランチを提供。障害者就労の場としてだけでなく、新たな観光スポットとしてにぎわい再生や、伊万里の食や器の魅力の発信など、社会参画の拠点としても期待が集まる。14日から営業を開始する。

 店舗は商店街通りにある築150年の呉服店を再生(リノベーション)。日本財団が障害者の就労拠点の整備などを助成金支給や人材育成で支援する「はたらくNIPPON!計画」を九州で初めて活用した事例で、障害者のスタッフの工賃を現行の2倍以上の月額3万5千円を目指す。開所式では、塚部芳和市長ら地元関係者約50人が門出を祝福した。

 ランチメニューはいずれも手作り漬物とかまど炊きのご飯、みそ汁が付く。「伊万里ランチ」(800円)は、伊万里牛や車エビ、塩鯨のかす漬けをグリルしたものが主菜。器は瀬兵窯の青白磁の器を使う。酒かす入りパウンドケーキと茶のセット(300円)などの喫茶メニューも用意。漬物の直売コーナーも設けた。

 地域活性化の拠点となるリノベーション施設として、NPO法人「まちづくり伊萬里」(早田文昭理事長)から「伊萬里まちなか四番館」の指定を受けた。準備に奔走した福祉作業所「にこにこいまり」の満野厚美代表は「障害者が地域活性化の担い手として活躍できるよう全力で頑張りたい」と話す。

 営業時間は午前11時から午後4時。火曜定休。店内27席で、店舗裏に専用駐車場(8台分)がある。問い合わせは「にこにこいまり」、電話0955(28)1353へ。

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