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LGBT成人式 31人、なりたい自分へ一歩

年齢、性的特質超え

2017年02月14日 09時59分

LGBT成人式で新成人のあいさつをする天本伶さん=佐賀市松原の佐賀市青少年センター
LGBT成人式で新成人のあいさつをする天本伶さん=佐賀市松原の佐賀市青少年センター

 同性愛や性同一性障害など性的少数者(LGBT)のための成人式が12日、佐賀市で開かれた。ありのままの自分で生きていきたいと願う人々が、「な(成)りたい人」になる一歩を踏み出すのを後押しするイベントで、県内外から31人が参加してそれぞれの門出を祝い合った。

 県内のLGBT支援団体「アオ・アクア」が初めて企画した。年齢や性的特質に関係なく参加でき、振り袖やスーツなど、望み通りの晴れ着姿で式に臨んだ。

 「新成人」を代表して鳥栖市の天本伶さん(20)が「自分のようにカミングアウトできる人はまだ少ないが、理解者は増えていると感じる。生きているとつらいこともあるけど、必ず誰かが支えてくれることを忘れないでほしい」とあいさつ。式典後は、写真撮影やビンゴゲームなどで交流した。

 LGBT成人式は、「着たい晴れ着を着ることができない」「カミングアウトをしていないので、同級生と語りづらい」といった理由で自治体の成人式に出席するのをためらう人が少なくないことから、5年ほど前から全国各地で開かれている。

 アオ・アクア代表の原亮さん(21)=佐賀市=は「初めてのことで不安だったが、予想以上にたくさんの人が参加してくれてうれしい。県内の人にLGBTのことを正しく知ってもらうためにも、毎年続けていきたい」と話した。

 LGBTは、同性愛のレズビアンとゲイ、両性愛のバイセクシュアル、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの英語の頭文字をつなげた性的少数者の総称の一つ。それぞれの性的な特徴を肯定的に表す言葉として欧米で使われ始め、日本でも浸透してきた。

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