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弁護士が附属中でいじめ予防授業 事件、法の視点交え

2015年06月19日 10時39分

いじめの怖さを伝える下津浦公弁護士の授業に熱心に耳を傾ける生徒たち=佐賀市の佐賀大学附属中学校
いじめの怖さを伝える下津浦公弁護士の授業に熱心に耳を傾ける生徒たち=佐賀市の佐賀大学附属中学校

 中学生がいじめについて考える「いじめ予防授業」が16日、佐賀市の佐賀大学附属中であった。現役の弁護士が講師を務め、いじめで子どもが自殺に追い込まれた事件や法的な視点にも触れながら、いじめの怖さを伝えた。

 県弁護士会子どもの権利委員会の下津浦公弁護士が1年生の4クラス158人を対象に行った。授業では、下津浦弁護士が「いじめだと思うこと」や「いじめをされたらどんな気持ちになるか」を生徒たちに質問。生徒たちは「スマートフォンのSNS機能を使った悪口」などをいじめと思うと回答し、いじめられたら「傷つく」「恥ずかしい」「嫌だけど親に心配をかけたくない」などの気持ちになると答えた。

 その上で下津浦弁護士は、過去にいじめが原因で中学生が自殺に追い込まれた「鹿川君事件」などを例に挙げ、いじめが取り返しのつかない事態を招くことを指摘。「いじめは安全で安心な学校生活を送る権利の侵害。人をいじめていい権利は誰も持っていません」と強調した。

 授業は公開で行われ、保護者や教育関係者らも参観。1年3組の白井空君は「いじめについて人権集会などで考える機会はあったけど、事件の話を聞いて怖さの実感が湧いた」と話していた。

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