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県勢レース経過 都道府県対抗男子駅伝

2016年01月25日 11時46分

1区 中継所を目前に力を振り絞る佐賀の宗直輝(右、鳥栖工高)。最後に秋田の安藤駿の前に出た=広電井口駅東の第1中継所そば
1区 中継所を目前に力を振り絞る佐賀の宗直輝(右、鳥栖工高)。最後に秋田の安藤駿の前に出た=広電井口駅東の第1中継所そば

 佐賀県チームは最終7区で目標としていた10位台をぎりぎりで奪取。前回から六つ順位を上げた。

 1区の宗(鳥栖工高)は向かい風に苦しみながらも、最後に秋田をかわして17位とまずまずのスタート。その後は区間20位台でたすきをつなぎ、総合順位は20位、17位、22位、22位と推移。6区で山崎(城東中)が区間6位の力走を見せて20位まで引き上げると、最後はアンカーの古賀(安川電機)がラストスパートで茨城をかわした。

=ヒーロー= アンカー古賀大役果たす

 実業団や箱根ランナーなど実力者がそろう最終7区。20位でたすきを受けた県チームのアンカー古賀淳紫(安川電機)は社会人とはいえ、まだ19歳。不安もあったが、そこで背中を押したのは、意外にもライバルチームの選手のひと言だった。

 中間点すぎ、並走していた茨城の実業団選手・宮坂俊輔に遅れかけた時だった。宮坂が後ろを向き、声をかけた。「佐賀、一緒に行くぞ」

 心に火が付いた。ともに選手を抜いたり、抜かれたりしながら、最長13キロをほぼ二人で走った。そして、「こんなこと言ってくれる人はいない。だったら勝ちたい」と残り100メートルで宮坂を振り切った。

 鳥栖工高出身で前回大会では1区を任され、区間5位と健闘した古賀。「力は見劣りするが、崩れることがない」と起用した古川昌道監督(鳥栖工高教)の期待に応え、大役を十分に果たした。

 県チームは全国高校駅伝14位の鳥栖工高勢をベースに、最年長が20歳の光延誠(早稲田大)。若い力で目標を達成した。体調不良の古川監督に代わってレースを見届けた門田芳彦監督代行(基里中校長)は「19位と20位では全然違う。若いチームでこの順位は大したもの。みんなが20位前後でまとめたのが大きかった」と全員をねぎらった。

 「中高生が強ければ、自然と強くなる」と古賀。佐賀が再び浮上するきっかけになるレースになった。

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