現在位置:

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

十五代柿右衛門さん襲名 450人が祝福

2014年03月29日 00時00分

出席者からお祝いの言葉を受ける十五代酒井田柿右衛門さんと妻の晶子さん、長女の早映(さえ)さん=佐賀市のマリトピア
出席者からお祝いの言葉を受ける十五代酒井田柿右衛門さんと妻の晶子さん、長女の早映(さえ)さん=佐賀市のマリトピア

 十五代酒井田柿右衛門さん(45)の襲名を祝う会が29日、佐賀市のマリトピアで開かれた。県内外から訪れた450人に祝福を受けた柿右衛門さんは「今と昔の柿右衛門様式の違いを追求したい。自分なりの濁手(にごしで)を作っていきたい」などと、名窯を受け継ぐ抱負を述べた。

 古川康知事や保利耕輔衆院議員、中尾清一郎佐賀新聞社社長ら祝う会の発起人が、亡くなった十四代との思い出を交えながら、祝福の言葉を贈った。人間国宝で日本工芸会副理事長の陶芸家中島宏さんは「日本の焼き物と言えば『柿右衛門』。若者らしい仕事を続ければ、先代を超える作品が作れる。日本を代表し、世界で活躍してほしい」と激励した。

 柿右衛門さんは「世の中の流れを取り入れるために食器を作り続けた父(十四代)の考えを私も受け継ぎたい。長い歴史を持つ名前を継ぎ、責任感が増してきた」と今の心境を語った。

 祝う会は地元有田町や文化、政財界関係者ら13人が発起人になって開催。会場では、柿右衛門さんと妻の晶子(あきこ)さんにあいさつする人の列ができ、和やかに懇談した。

 十五代柿右衛門さんは、父で国の重要無形文化財保持者(人間国宝)だった十四代が昨年6月に死去したことに伴い、ことし2月4日に十五代を襲名した。「濁手」の製陶技法を守り伝える「柿右衛門製陶技術保存会」の会長も務める。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

記事アクセスランキング

明治維新150年