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オスプレイ、北海道の日米合同訓練に参加

2017年08月19日 09時57分

日米共同訓練に参加し、土煙を上げて北海道大演習場から離陸する米軍の新型輸送機オスプレイ=18日午後
日米共同訓練に参加し、土煙を上げて北海道大演習場から離陸する米軍の新型輸送機オスプレイ=18日午後
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■不安拭えず飛行常態化か

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイが18日、北海道で10日から実施されている陸上自衛隊と米海兵隊の共同訓練に参加した。北海道や演習場の地元自治体は参加自粛を求めていたが、米側に飛行自粛を一時要請した日本政府が一転して飛行再開を認めたことを受け、事実上容認した。

 5日のオーストラリア沖での墜落事故後、オスプレイが日米共同訓練に参加するのは初めて。事故前の計画では訓練初日から参加予定だった。

 オスプレイは今後、陸自が導入するほか、在日米軍基地への追加配備計画もある。安全性への懸念が拭い去れないまま、日本上空での飛行が常態化するのは確実だ。

 東北防衛局などによると、18日午前、オスプレイ2機が訓練中の拠点となる青森県の米軍三沢基地を離陸。1機目が午前11時半ごろ、北海道大演習場(恵庭市など)に到着した。2機目は天候上の理由で引き返した。

 到着機に乗っていた米海兵隊・第36海兵航空群長のジェームス・ハープ大佐を陸自第11旅団副旅団長の岩名誠一1等陸佐が出迎えた。記者会見で岩名氏は「オスプレイの参加で訓練の効果が上がることを期待している」と述べ、ハープ氏は「非常に高性能な航空機だ。有事への対処能力を向上させる」と強調した。

 記者会見後、陸自隊員ら計約160人が数回に分かれてオスプレイの乗降訓練をして、演習場周辺の上空を旋回した。陸自北部方面総監部によると、共同訓練には陸自側約1300人、米軍側約2千人が参加し、北海道大演習場や上富良野演習場などで28日まで実施。オスプレイの夜間飛行も計画されている。

 日本政府は事故後に飛行自粛を要請したが、米側から安全性に関する説明を受け、11日に再開を容認。小野寺五典防衛相は15日、オスプレイの訓練参加を発表した。

 オスプレイは陸自が17機を導入し、佐賀空港に配備することを地元に要請。米軍が横田基地(東京)や岩国基地(山口)に空軍用と海軍用を置く計画もある。佐賀市の秀島敏行市長は18日の記者会見で「事故を起こしても、すぐに飛んでしまうのが日米関係の実態だ。われわれの感覚ではあり得ないが、声は届かないだろう」と述べた。【共同】

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