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唐津城天守閣リニューアル 甲冑や刀剣、9割新たに

2017年07月23日 09時24分

リニューアルした唐津城天守閣。展示環境が改善され、収蔵庫に眠っていた朱漆塗りの甲冑が初公開された=唐津市東城内
リニューアルした唐津城天守閣。展示環境が改善され、収蔵庫に眠っていた朱漆塗りの甲冑が初公開された=唐津市東城内

 唐津城天守閣の内部が一新され、22日にリニューアルオープンした。展示空間を全面改修し、甲冑(かっちゅう)や刀剣、古唐津など約100点のうち9割が今回からの展示。空調の導入で入場者にも快適になり、松浦党や唐津藩の歴代藩主の流れなどが学べる。

 初代藩主寺沢広高の重臣今井家に伝来する朱漆塗りの甲冑は、資料保存に適したケースに新調されたため、初公開となった。兜(かぶと)には大坂冬の陣や島原の乱などの実戦で受けたとみられる矢の痕跡が2カ所ある。

 朝鮮出兵時に豊臣秀吉が寺沢広高に送った朱印状、幕末の長州征討で用いたと伝わる小笠原長行(ながみち)の兜のほか、本丸発掘調査で出土した金泊瓦なども紹介。中里家寄贈の古唐津を中心に唐津焼の展示数も多い。

 唐津城は天守閣がなかったとされるが、1966年に建築。2015年は約16万人が入場、名実ともに唐津観光のシンボルになっている。開館50周年の昨年10月から市が4億1211万円かけて再整備していた。

 アニメをきっかけに昨年末から唐津を6回訪ねている東京都の会社員石原英明さん(34)が一番乗り。「天守閣からこの町を眺めてみたかった。展示も充実していて唐津の歴史がよく分かった。また来ます」と話していた。

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