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基準値超の土壌汚染 唐津赤十字病院跡地

2017年03月31日 08時45分

解体工事が進む旧唐津赤十字病院。一部の区画から基準値を超える汚染物質が検出された=唐津市二タ子
解体工事が進む旧唐津赤十字病院。一部の区画から基準値を超える汚染物質が検出された=唐津市二タ子

 解体工事が進んでいる唐津赤十字病院跡地(唐津市二タ子)の土壌から、基準値を超えるフッ素や水銀などの汚染物質が検出されていたことが30日、分かった。県環境課によると、汚染物質は基準値の1・3~1・7倍程度で、同時に行った地下水調査では環境基準を下回っており、「健康に影響する数字ではない」としている。

 跡地は唐津市が所有し、2万790平方メートルを唐津赤十字病院に貸与している。昨年8月に同病院が同市和多田に新築移転したことに伴い、土壌汚染対策法に基づいて11月から調査を始めた。10メートル四方188区画に分け、50センチの深さから土を採取、分析している。

 調査が終わった163区画のうち、4区画で水銀、フッ素、シアン、鉛の4物質が検出された。水銀は基準値の1・4倍、2カ所で検出されたフッ素は最大で1・75倍、鉛は1・33倍、検出されないことが基準のシアンも最低基準の0・1ミリグラム検出された。試薬などで使われる成分が主で、病院側は「どういう経緯で蓄積したかは分からない。今後の対応は県の指導に従いたい」と説明した。

 赤十字病院は29日夜、解体工事の進捗(しんちょく)報告会で地元住民に説明した。残り25区画も随時調査する。

 県環境課によると、跡地はアスファルトやコンクリートで舗装され、飛散して吸引する恐れはないという。必要があれば土壌の入れ替えなどの対策を病院に指示する。

 唐津赤十字病院は、本館は解体し、耐震基準を満たす南病棟と管理棟は改修した上で2018年度をめどに市保健センターや青少年支援センターなどが移る予定。

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