現在位置:

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

池田学さんの「誕生」 県、1億3200万円で購入へ

県立美術館公開中

2017年02月15日 11時43分

「誕生」(2016年、紙にペン、インク、透明水彩 300×400センチ、(C)IKEDA Manabu、Courtesy Mizuma art Gallery)
「誕生」(2016年、紙にペン、インク、透明水彩 300×400センチ、(C)IKEDA Manabu、Courtesy Mizuma art Gallery)
池田学さん
池田学さん

 佐賀県は14日、多久市出身の画家池田学さん(43)=米国在住=の新作「誕生」(縦3メートル、横4メートル)を1億3200万円で購入すると発表した。新年度当初予算案に関連経費を計上した。予算や県有財産化の関連議案が県議会で認められれば、池田さんの作品を管理するミヅマアートギャラリー(東京)と7月以降に正式契約する。

★池田学展 特設サイトはこちら


 県立美術館が池田作品を所蔵するのは初めて。県が高額芸術品を購入するのは2013年の岡田三郎助作品「裸婦」(約1億3千万円)以来。

 「誕生」は現在、佐賀市の県立美術館で開催中の「池田学展 The Pen 凝縮の宇宙」で公開しており、大きな話題を集めている。池田さんが米ウィスコンシン州マディソンのチェイゼン美術館で3年3カ月をかけて滞在制作した。自然災害を乗り越え、文明が再生していく光景を壮大に描写している。

 県は今後も池田作品の収集を進め、「誕生」をコレクションの核と位置付けたい考え。常設展のほか、国内外の美術館への作品貸し出しも視野に入れており、山口祥義知事は会見で「さまざまな場面で絵を活用することによって、金額以上の効果を得るよう対応していきたい」と述べた。「誕生」を巡っては、米国の美術館やカナダ人コレクターからも県より高額で購入の打診があったという。池田さんは、佐賀県を選んだ理由について「所蔵先のネームバリューや国籍、購入額は全く考えなかった。作品にとって、人の目にたくさん触れることを最優先した」と語った。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

記事アクセスランキング