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佐大美術館で暗がり体験イベント

「四感」頼りに

2016年10月01日 09時39分

暗くした室内で、耳や手の感覚を使ってコミュニケーションを取る佐賀大学附属小の児童や副島良彦副知事(左)=佐賀市の佐賀大学美術館
暗くした室内で、耳や手の感覚を使ってコミュニケーションを取る佐賀大学附属小の児童や副島良彦副知事(左)=佐賀市の佐賀大学美術館

 暗がりでコミュニケーションを取るイベントが30日、佐賀市の佐賀大学美術館であった。附属小学校の4年生約100人が参加し、声や手足の感触など、さまざまな感覚が頼りになると実感した。

 イベントは、視覚に障害がある人が案内役になり、暗くした室内で8人ほどのグループに分かれて過ごす。参加者は耳や手の感覚を頼りに、遊んだり対話を試みたりして、コミュニケーションやチームワークの大切さに気付く狙いがある。

 児童たちは最初、「怖い」と声を上げていたが、体験を終えると満面の笑みだった。牟田桃子さん(9)は「暗い中でも声を聞くと安心した。ふだんの生活の中でも、困っている人がいたら『こっちだよ』と言いたい」と感想を述べた。

 イベントでは立場や肩書にこだわらず、あだ名で呼び合う。児童と一緒に参加し、「ヨッシー」と呼ばれていた副島良彦副知事は「暗い中でのコミュニケーションは思いの外、すぐに親しくなれた。肩に手を置くとか、小さなスキンシップが大きな頼りになる」と振り返った。

 東京都を拠点に活動しているNPO「ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ」と県が共同で、小学生らを対象に11月中旬まで県内各地で開く。

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