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国内初、清掃工場でCO2分離回収

藻類培養施設に供給

2016年08月27日 09時40分

佐賀市清掃工場からCO2の供給を受けるアルビータの藻類培養施設=佐賀市高木瀬町
佐賀市清掃工場からCO2の供給を受けるアルビータの藻類培養施設=佐賀市高木瀬町

 佐賀市清掃工場で排ガスから二酸化炭素(CO2)を分離回収し、藻類培養企業に売却する事業が26日、スタートした。装置を整備した東芝によると、ごみ処理施設の清掃工場でCO2分離回収は国内初。将来的には1日10トンを回収し、年間1億2千万円の売却益を見込む。

 市高木瀬町の清掃工場内にCO2分離回収、貯蔵設備を整備し、200メートル西側にある藻類製造販売を手掛ける「アルビータ」の培養施設にパイプラインで直接供給する。

 設備の分離回収能力は1日最大10トン。現在、アルビータの培養施設は試験運転中で供給量は1トンに満たない。清掃工場北部の土地に藻類企業の誘致計画があり、新たな培養施設が整備される数年後に1日10トンを販売する。

 総事業費は14億5千万円で、うち5億円は国補助金。CO2は1キログラム当たり36・4円で販売する。設備の耐用年数は17年で、売却益で事業費を賄える見通しという。パイプラインで気体のまま供給するため、企業は液化CO2より安価に購入できるメリットがある。

 清掃工場で稼働式があり、秀島敏行市長は「これまで温暖化など疎まれる存在だったCO2が重要な資源になる。環境負荷を軽減しながら藻類で地方創生を進めたい」と述べた。

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