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県立中高9校、1万人分が情報被害

=佐賀県教育情報システム不正接続事件=

2016年06月28日 10時10分

 佐賀県教育委員会は27日、教育情報システムへの不正アクセス事件を受けた会見で、盗まれた約21万件のファイルなどのうち、県立学校9校でこれまでに約1万人分の生徒や保護者、教職員の個人情報の被害を確認したと発表した。調査は継続中で、さらに被害が拡大するとみられる。

 被害を受けたのは佐賀東、佐賀北、小城、佐賀商業、武雄、佐賀西、佐賀工業の各高校と、致遠館中・高の9校。このうち7校は、校内無線LANの校務用や学習用サーバーからファイルが盗まれた。これとは別に、学習・教材管理などで教職員が利用する教育情報システム(SEI-Net)からも7校の情報が盗難に遭った。重複して被害を受けた学校もあった。

 学校運営に必要な情報が保存されている校務用サーバーからは、4校の生徒6568人、教職員335人、保護者ら2686人分の個人情報の流出を確認した。氏名や住所、電話番号に加え、生徒のIDとパスワード、成績関連書類では小テストの点数やクラス編成時の成績など、生徒指導関連では家庭環境調査や指導報告などが盗まれた。

 授業に使う情報が保存されている学習用サーバーからは、6校で生徒の氏名などが漏れた。また、SEI-Netからは、7校について教職員579人分のIDや氏名、メールアドレスのほか、生徒5502人分のIDや氏名が個別に抜き取られていた。

 被害者には、文書で不正アクセスの概要や相談先を知らせる。各校と県教委に午前8時半~午後8時まで専用の窓口を設置し、相談に応じる。27日時点で、情報が悪用されるなどの二次被害の報告はない。

 山口祥義知事は同日、報道陣に「重い課題だと思っている。流出した情報はセンシティブなものも多い。システム自体のセキュリティーを含め、再検討をしっかりやる」と述べた。

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