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武雄市図書館の蔵書購入「違法支出」と提訴

佐賀地裁

2016年01月15日 10時16分

 武雄市図書館が民間に業務委託し開館した際、蔵書購入で違法な支出があったとして、市民17人が14日、当時の責任者だった樋渡啓祐前市長らに約1900万円を賠償請求するよう武雄市に求める住民訴訟を佐賀地裁に起こした。

 訴状によると、市が業務委託したカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、オープン時の蔵書費用として、図書1万冊を1958万円で購入すると見積もっていたが、実際には756万円分しか購入しなかった。残りは館内の安全対策に使われ、購入した書籍もグループ会社が取り扱う中古本が中心で、初期蔵書費用全額が違法支出だったと主張している。

 会見した原告代表の川原敏昭さん(46)は「武雄市図書館は入館者数だけをとらえて成功例ともてはやされきたが、資料を収集整理し、保存する図書館の基本的機能を理解していない」と批判。一方、武雄市は「訴状を見ていないのでコメントできない」とした。

 この問題で原告らは昨年10月、住民監査請求したが、市監査委員は「協議の上、予算内で行われており、流用ではない」などとして請求を棄却した。

 同市図書館の業務委託をめぐっては昨年7月にも、改修に関する契約が違法などとして、市民6人が樋渡前市長に1億8千万円を賠償請求するよう市に求め、佐賀地裁に提訴している。

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