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佐賀空港へのオスプレイ予算計上見送り

防衛省「地元同意得られず」

2015年12月25日 13時49分

 政府は24日に閣議決定した2016年度予算案に、陸上自衛隊が導入する新型輸送機オスプレイを佐賀空港に配備するための予算の計上を見送った。佐賀県との受け入れ交渉が難航しているため。15年度分で確保している106億円を年度内に執行できない場合に備えて、16年度に繰り越す検討を始めた。

 オスプレイ配備に当たり、防衛省は佐賀空港西側の土地約30ヘクタールを取得し、駐機場や格納庫、隊庁舎、燃料タンク、弾薬庫を整備する構想を描いている。本年度の当初予算に用地取得費や地盤改良費、調査費として106億円を組んでいる。

 ただ、佐賀県側との交渉が難航し、現地調査の見通しもついていない。10月には中谷元・防衛相が来佐して山口祥義知事らと面会、米軍利用を取り下げてあらためて要請するなど、佐賀県側への働き掛けを強めている。

 防衛省は予算計上を見送った理由を、「地元からの同意表明がなく、本年度の予算執行のめども立っていない」と説明する。未執行の本年度分は「財政当局と来年度への繰り越しを調整するが、現時点ではどれだけ繰り越せるかは見通せない。繰り越せなかった分は国庫に返納する可能性もある」としている。

 またオスプレイの購入費には4機分447億円を盛り込んだ。概算要求の時点では一括購入による価格引き下げ効果を狙って12機分1321億円を計上していたが、関連部品の購入費や、米側から技術支援を受けるための費用が当初の見込みよりもかさみ、4機分に変更した。

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