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武雄市図書館、2年連続赤字

2014年度収支

2015年06月26日 10時12分

2014年度は80万人が来館した武雄市図書館。運営収支は2年連続赤字となった=武雄市
2014年度は80万人が来館した武雄市図書館。運営収支は2年連続赤字となった=武雄市

 武雄市図書館の指定管理者カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)がまとめた2014年度の図書館運営の収支報告書によると、約1700万円の赤字だった。2年連続の赤字だが、額は3300万円から減少した。同社は「併設している書店などの民業を含めても赤字。採算が取れるよう努める」とする。

 収入は前年度比約2万円減の1億1325万円で、内訳は指定管理料の1億1314万円とコピー機収入などの11万円だった。

 支出は前年度比1591万円減の1億3042万円。主な内訳は人件費8235万円、出版物購入費1303万円、水道光熱費1295万円など。収支は1716万円の赤字となったが、赤字幅は前年度の3310万円から改善した。

 赤字ながら収支が改善した要因は、人件費が約1千万円減ったことが大きい。指定管理初年度だった13年度は、年間来館者が想定の50万人を大きく上回る92万人となり、職員を増やして対応した。東京から応援も受けて交通費なども膨らんだ。14年度も年間80万人を超えたが、2年目でノウハウが蓄積され、業務改善したことで人件費が減少した。そのほか交通費、消耗品費などが減った。出版物購入費は83万円増えた。

 CCCは図書館の建物内で、年間612万円の行政財産使用料を払って書店とCD・DVDレンタル店(蔦屋書店)、コーヒーショップ(スターバックス)を運営しているが、収支報告には含まれない。

 CCCが展開する図書館事業の責任者となる高橋聡氏は「業務効率化などを重ねて赤字幅は減らすことができた。書店など民業部分を勘案しても黒字ではない。現状の来館者数で図書館運営だけで黒字化するのは難しいが、民業を含めて採算が取れるように努力する」と話す。

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