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好生館跡地、水銀汚染 近隣に「影響なし」

2015年02月25日 09時14分

 解体工事が進んでいる佐賀県立病院好生館跡地(佐賀市水ケ江)の土壌から、基準値を超える水銀などの汚染物質が検出されていたことが24日、分かった。最大340倍の水銀を検出した地点もあったが、県医療センター好生館は、地下水への汚染はなく、周囲に飲料用井戸もないため、近隣住民への影響はないと説明している。好生館は当初、今月中に解体工事を終え、土地を所有する佐賀市に返還予定だったが、丸1年遅れる。2016年度着工予定の市の跡地利用計画には影響ない。

 好生館は、敷地約2万8千平方メートルを10メートル四方の245区画に分け、土壌調査を進めている。調査済みの165区画のうち42区画で基準値を超える水銀、鉛、ヒ素、六価クロムの4物質が検出された。

 水銀は34区画から見つかり、最大で基準値の340倍が1区画から検出された。その他は100倍未満という。原因は特定できていないが、配水管が通っていた場所などが多かった。好生館の担当者は「昔の検査薬品などによる汚染は考えられたが、ここまで広い面積なのは予想外だった」と話す。

 今後、まだ手つかずの80区画の土壌調査を進め、汚染物質の除去範囲を特定した後、土を入れ替える。その後、残っている建物の基礎部分を解体し、来年2月末に完了する。

 好生館は佐賀市嘉瀬町への新築移転に伴い、13年12月から解体を開始した。土壌汚染対策法は300病床以上の医療機関を解体する際、土壌調査を義務付けている。好生館跡地は県から市に所有権が戻り、「検診検査センター」や「市休日夜間こども診療所」、「市医師会立看護専門学校」が建設される。

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