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「桐岡ナス」ブランド品に 多久

【写真】収穫が進む、多久市の伝統野菜「桐岡ナス」。普通の長ナスの2、3倍の重量がある=多久市多久町

 多久市多久町の桐岡地区に伝わる「桐岡ナス」を売り出そうと、地元農家が産地化に向けた取り組みを進めている。自家消費用にほそぼそと守り続けてきた伝統野菜を地域ブランドに育てようという試みで、行政と農家が協力して販売促進を図る。

 桐岡ナスは、一般的な長ナスと比べ重さが2、3倍の400グラムと大きく、ラグビーボールのような形が特徴。肉質は柔らかく、種も少ない。収穫は6月下旬から、霜が降りる前の11月初旬ごろまで続く。食味には絶対の自信を持っているものの、独特の形状が箱詰め出荷や輸送に不向きとされ、自家消費用以外は多久市内の直売所で販売する程度だった。

 今年は同地区の農家5戸が合わせて10アールで裁培している。そのうち山田貞彦さん(71)は「生育は順調で出来もいい。まずは地元に人に食べてもらいたい」と話す。

 山田さんは直売所2カ所に卸しているが、一緒に出荷する普通の長ナスの方が売れ行きがいいという。「料理法がわからないのか、なかなか手にとってもらえない」ともどかしさを感じている。

 佐城農業改良普及センターは、県内の料理店と協力してオリジナルレシピを作るなど普及に努めている。同センターの堤健二係長は「さらにおいしい食べ方を提案し、佐賀を代表するブランドに育てたい」と意気込む。

【写真】収穫が進む、多久市の伝統野菜「桐岡ナス」。普通の長ナスの2、3倍の重量がある=多久市多久町

2008年07月31日更新

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