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皇帝溥儀、GHQ発注の食器も 11代今右衛門展始まる
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 昭和初期の今右衛門窯の作品138点が並ぶ企画展「11代今右衛門展-器の世界」が18日、西松浦郡有田町の今右衛門古陶磁美術館で始まった。「11代」の企画展は初めてで、100点近くは初公開。GHQから発注を受けた食器など、高い技術とともに当時の時代も映している。


 11代今泉今右衛門(1873~1948年)は、1927年に今右衛門を襲名。ろくろや絵付けなど高い技術で色鍋島の復興に努めた。いずれの作品も江戸期の鍋島、古伊万里を基本にした精緻(せいち)な絵柄が映える。


 

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 初公開となる「色絵花丸紋鉢」は、戦前、満州国の皇帝溥儀(ふぎ)の来日に合わせ宮内省が発注した。その後、溥儀の依頼で製作したものの引き渡されなかったという食器類20点も並ぶ。


 金欄手様式のカップはGHQが発注。イギリスの陶磁器メーカー、ロイヤルクラウンダービー社のデザインを模倣し、カップの裏には占領下を意味する「occupied Japan」の文字が書かれている。


 14代今右衛門さんは「11代の仕事を手本にしたいという思いから企画した。生き生きとした線を見てもらいたい」と話す。企画展は7月25日まで。毎週月曜休館。入場料一般500円。問い合わせは同美術館、電話0955(42)5550。


【写真上】11代今泉今右衛門

【写真下】「11代の高い技術を見てもらいたい」と話す14代今右衛門さん=有田町の今右衛門古陶磁美術館

 

2010年03月18日更新

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