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柔らかく甘酸っぱい香り 相知高菜40年ぶり復活

有田と相知の業者協力 漬物で7月発売

写真
 相知地区で昭和40年代まで栽培されていた「相知高菜」を、漬物メーカー「前田食品工業」(西松浦郡有田町)と「広瀬仙吉商店」(唐津市相知町)が、約40年ぶりに”復活”させる。相知高菜は小ぶりで、生産効率が高い大型品種に押されて姿を消しつつあった。地元農家やJA支所などと2年がかりで種を増やし、2009年4月に約40トンを収穫。高菜漬けに加工して熟成中で、7月から販売を始める。


 相知高菜は長さが10センチほどで、九州で主流の「三池高菜」の半分程度しかない。葉は軟らかくて青みが強く、甘酸っぱい香りが特徴。


 各地の伝統野菜が人気を集めるのを受けて、前田食品工業の前田節明社長が復活を思い立った。ほとんどの農家が三池高菜に切り替えており、種が見つからない状態だったが、自家用に細々と栽培していた相知町の農家からもらい受けた。自社の試験農場や地元農家など4カ所で栽培し、2年がかりで収量を増やしてきた。


 これまでに地元住民を交えた試食会を開いたほか、流通業者向けの展示会にも出品した。軟らかな食感に「お年寄りにも食べやすい」と評価する声が多かったという。


 しそ風味や唐辛子入りなどもそろえた6アイテムで、価格は未定。前田社長は「相知高菜は幻になる一歩手前だった。最近はローカル色豊かな食品が求められており、佐賀の新ブランドとして育てたい」と話している。


【写真】40数年ぶりに復活し、商品化される「相知高菜」

2010年03月17日更新
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