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わき水でまちづくり 白石町川津住民に里づくり賞
写真
 農水省が農村景観を生かしたまちづくりに取り組む団体を表彰する「第5回美の里づくりコンクール」で審査会特別賞を受賞した白石町川津地区の「川津資源保全隊」。1度は枯渇した縫ノ池のわき水が復活したことを機に地域が結束、田園風景と水環境を守り伝える心意気が評価された。


 地区の真ん中にあるハート型で約6千平方メートルの縫ノ池。わき出す水は名水として知られるが、かつては渇水続きで農業用水のくみ上げが増え、1958年に水が途絶えた歴史もある。


 再び水がわき出たのは44年後の2002年。それはもう大変な感動を覚えた」と栗山重義区長(69)。この年に「水が恵んでくれる豊かさを次の世代に残したい」と住民総参加で「縫ノ池湧水会」を立ち上げた。


 池の清掃や茶会、釣り大会などを通じて地域内外に”名水の郷”をアピール。06年には湧水会の活動を発展させて農村景観づくりを加え、保全隊を立ち上げた。川津地区は耕地利用率100%を超え、早場米「七夕コシヒカリ」の田植えが始まる春から晩秋のタマネギの移植まで、四季折々の景観美が広がる。


 メンバーの中心を担うのは60歳代。「毎日池で魚を捕まえて、泳いだりもしよった」。幼いころの思い出が、地元の自然を守るための情熱を生み出している。


【写真】地域ぐるみで農村風景の維持や縫ノ池周辺の水環境保護に努めてきた川津資源保全隊のメンバー=白石町川津地区

2010年03月15日更新
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