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佐賀大職員らでつくるNPO「スリランカと佐賀の会」(池田智子代表)が集めた浄財で、スリランカの国立の小中高一貫校に講堂ができた。スマトラ沖地震で大きな津波被害があったことをきっかけで立ち上がった会が、草の根レベルの支援を初めて実現させた。スリランカで「桜咲く国からの贈り物」と広く伝えられた。
学校はスリランカ南東部にあるアンバラントタ校。完成した講堂はコンクリート製で〝野外ステージ〟のような建物。幅7メートル、奥行き6・2メートル、高さ6メートル。屋根付きで、ステージは50人程度が立てる広さがある。「佐賀ランカふれあい講堂」とネーミングされている。2月中旬に設立式があり、会のメンバー12人も出席した。
NPOは2008年に発足した。04年末のスマトラ沖地震で津波被害を受けたスリランカの学校に、図書館を建設する活動をした池田さんらが、「津波の記憶は薄れても、まだ支援は必要」と、立ち上げた。
カレーパーティーやコンサートなどのチャリティーイベントを開いて寄付を集める一方、スリランカにも毎年出向き、津波の際の避難や注意事項などの対処方法などを教えてきた。建設費として、寄付や新潟の個人の基金からの浄財など約70万円が集まった。
設立式典には全校生徒約3千人が出席し、講堂で生徒たちが歌やダンスを披露。津波の恐ろしさを伝える劇も演じた。スリランカ全土に配られる新聞も大きく伝えた。
代表の池田さんは「ようやく完成できて一安心。講堂の活用をモデルとして、さらに活動を広げたい」と話す。佐賀大への留学経験があり、講堂建設のため現地で奔走したサーリエ・ディスィルワさん(40)=ペラディニヤ大学農学部教授=は、現地支部を設立する予定で「日本人のきちょうめんさや勤勉さなどの習慣を幼児教育に生かしたい」と話している。
【写真上】完成した「佐賀ランカふれあい講堂」で、津波をテーマにした劇を上演する子どもたち=スリランカ
【写真下】「桜咲く国からの贈り物」の見出しで大きく報じた全国紙「ランカ・ディーバ」の切り抜き
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