佐賀市の伊東さん サークルの農業体験を実践報告
佐賀市の川副児童館親子クラブ会長の伊東仁美さん(37)が、多様な子育ての実践や成果をまとめた論文を全国公募する「數納(かずのう)賞」で佳作に輝いた。”自前”農園での農業体験を通した親子の食育推進や、インターネットの会員制掲示板を利用した情報発信など、特色ある取り組みが評価された。
伊東さんが同クラブの中で、子育てサークル「ころころくらぶ」の代表だった2008年2月、サークルで川副児童館隣りに、農家から畑の一部140平方メートルを借りて農園を開設。親子約50人が1年間にわたって、10種類以上の野菜の種まきから収穫までを体験した。伊東さんはメンバーの水やりや草むしりをする姿、野菜が育っていく様子を佐賀新聞社が運営する地域SNS「ひびの」に写真付きで書き込み、活動を紹介した。
論文では、野菜作りを通して親子で農作業の苦労や収穫の喜びを味わい、親同士の結び付きが強くなったことなどを紹介。「農園は心豊かな子をはぐくみ、自分たちも成長する”親育ち”の場にもなった」と結んだ。
「大学院以来の論文」と伊東さん。東京での授賞式に出席して「受賞作のうち3点が野菜作りの実践記録で、栽培の大変さや親が子どもに伝えたい思いが共感できました」と語った。
數納賞は児童健全育成推進財団(東京)が実施し、論文は原稿用紙30枚(1万2千字)以内にまとめる。本年度は10編の応募があり、最優秀賞の該当はなく、伊東さんら5人が佳作に選ばれた。
【写真】數納賞で佳作を受賞した伊東仁美さん。子育てサークルの農業体験の実践報告をまとめた=佐賀市川副町の川副児童館で
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