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佐賀、福岡、熊本の3県警合同捜査本部は9日、製紙スラッジ(古紙の再生過程で発生する廃棄物)の処理を産廃処分許可のない業者に委託したとして、コトブキ製紙佐賀工場(小城市牛津町)の環境管理課長笹木孝美容疑者(61)=佐賀市新郷本町=を廃棄物処理法違反(委託)の疑いで逮捕した。捜査本部は「同社による会社犯罪の可能性が高い」とみて工場や関係者宅4カ所を家宅捜索した。
このほか、産廃処分業の許可がないのに同社の製紙スラッジを熊本県内の牧場に不法投棄したとして、同法違反(無許可処分業)の疑いで、産廃収集運搬業「九州エコテック」(福岡県田川市)社長中村泰三(66)=同罪で起訴▽阿蘇たい肥生産組合(熊本県南小国町)相談役戸田静男(82)▽同組合代表戸田洋(56)の3容疑者を逮捕した。
笹木容疑者の逮捕容疑は昨年3~5月の計47回、佐賀工場で、処分業許可のない中村容疑者らに製紙スラッジ約760トンの処分を委託した疑い。笹木容疑者は「(中村容疑者らは)当社の取引先ではない」と容疑を否認している。
捜査本部によると、笹木容疑者は製紙スラッジ処理の窓口担当で、取引業者について知りうる立場だった。処分費は通常、1トン当たり1~3万円とされるが、同社は1トン8千円で中村容疑者らに委託していた。
コトブキ製紙は、不法投棄について「まったく知らなかった。決して違法なことはしていない」と組織的な関与を否定している。
【写真】押収した資料などを運び出す捜査員=9日午後4時ごろ、小城市牛津町のコトブキ製紙佐賀工場
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