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九州広域の災害、感染症情報 7県ネットで共有へ
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 佐賀県など九州エリアの産学官でつくる「九州情報通信連絡推進協議会」(会長・尾家祐二九州工業大学院情報工学研究院長)は、台風や鳥インフルエンザなど県域を超えて広がる災害や感染病などの情報を共有できるシステム構築に乗り出す。各県庁をブロードバンドネットワークで結び、災害発生情報や位置、映像などをリアルタイムで発信、ウェブサイトをつくって情報共有する。道州規模のシステム構築は全国初で、10日に実証実験する。


 システムの名称は「感染拡大を防ぐ九州広域防災情報サービスプラットフォーム」。国土地理院のGIS(地理情報システム)を活用し、災害現場の位置情報をはじめ、現場を撮影した映像や動画などを、すべて地図上に盛り込む。


 土砂崩れや家屋損壊カ所、周辺の避難施設などを地図上で示すほか、鳥インフルエンザの場合は周辺の畜舎の位置や、立ち入り制限区域まで指定できる。ハイビジョンのテレビ会議システムも備える。


 宮崎市の情報通信コンサルティング会社「アボック」を中心にシステム開発。サーバーは佐賀市の「デジタルコミュニケーションズ佐賀」が管理する。事業費は約7千万円。


 鳥インフルエンザなどでは、出荷制限が複数県にまたがるケースも考えられるが、各県が情報を共有するシステムはない。県と市町村を結ぶシステム整備の例はあるが、簡単な文字情報の収集にとどまっていた。


 事業は総務省の「ユビキタス特区事業」にも採択されている。実証実験では鳥インフルエンザや台風発生を想定して運用し、問題点を洗い出す。


 実用化目標は2011年度。8日、福岡経済記者クラブで会見した同協議会の広岡淳二事務局長は「当面はサイト閲覧は関係者に限られるが、将来は市町村や住民にも公開する仕組みを提供したい」と話した。

 

【写真】鳥インフルエンザ発生時の情報提供サイトのイメージ画面

2010年02月09日更新
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