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昨年末伐採の巨木「大老の松」、2世が芽吹く
写真
 松食い虫の被害で枯れ、昨年末に伐採された虹の松原の大木「大老の松」(推定樹齢400年)の〝2世〟が発芽した。「虹の松原七不思議の会」の田中明・佐賀大教授が、採取していた種子を育成器で育てた。手応えをつかんだ同教授は県林業試験場に育苗を依頼、松原の歴史を伝えるシンボルづくりが本格的に始まった。

 

 田中教授は、大老の松に松食い虫被害が出始めた一昨年12月、造園業者の協力で、高さ20メートルを超す木から、種子の付いた松かさ400個ほどを収集していた。

 

 今回、芽を出したのは全部で7本。昨年12月下旬、発芽するか確認するため、田中教授が温度や湿度を一定に保った育成器内に、種子8個を植えたところ、10日ほどで芽が出た。田中教授は「発芽するか心配だったが、安心した」と笑顔。芽は緑が美しく、現在、高さ5センチほどに育っている。

 

 田中教授は、県林業試験場(佐賀市大和町)に種子約100個を預けており、温かくなる3月にも種まきされる。同試験場では「2、3年で30センチほどの苗木になるだろう」と話している。苗木は大老の松の切り株の脇に植え、虹の松原の歴史を後世に伝えるよう計画している。

 

【写真】育成器の中で芽を出した「大老の松」の2世を手にする田中教授=唐津市、佐賀大学海浜台地生物環境研究センター

2010年01月26日更新
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