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関電不合格レベルMOX、玄海での使用可能性否定せず 保安院

 九州電力玄海原発3号機のプルサーマルで使用するプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料について、原子力安全・保安院は7日、九電の自主検査の数値を把握しておらず、フランスの同じ工場で製造され、関西電力が自主検査で不合格としたレベルの燃料が玄海原発で使用される可能性を「否定できない」という見解を市民団体との協議の中で示した。市民団体は強く反発、関電と九電の自主検査内容と結果が開示されるまで玄海3号機に燃料を装てんしないよう求めた。

 「プルサーマルと佐賀県の100年を考える会」など全国の市民団体との協議で、原子力発電検査課の石垣宏毅統括安全審査官が答えた。「玄海の燃料は国の技術基準には合格している。不合格になるような燃料はないと考える」とも答えた。

 保安院は関電が16体中4体の燃料が不合格だったことを公表した後、九州、四国、中部の電力3社にも聞き取り調査し、不合格品がなかったことを確認したとした。関電の不合格項目や検査データは「商業機密」として国や福井県以外には明らかにされていないとし、九電の自主検査の合否基準や検査数値は「聞いていない」とした。佐賀県の問い合わせには「九電は問題ないとしている」と答えたという。

 市民団体側は「会社間で検査レベルが違っていてはたまらない。九電が合格といえば使えるのか」と批判。「グリーン・アクション」(京都)は「ドイツは不合格問題を受け、電力会社の燃料の安全性を調べている」と指摘、同様の対応を求めた。

2009年10月08日更新
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