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敬老会、体育大会…イベント担当者悩む 新型インフル

 秋のイベントシーズンを迎え、新型インフルエンザが行政担当者を悩ませている。「室内で密閉性が高い」と敬老会を中止したり、参加者が多い町民体育大会をとりやめた町がある一方、「楽しみを奪うわけにはいかない」と従来通り開催する自治体も多い。患者数の変化や、毒性の変化などに神経をとがらせながら、難しい決断に頭を悩ませている。

 杵島郡3町は町民体育大会の中止を決めた。白石町などではそれぞれの対策会議で、不特定多数が集まる行事を取りやめる方針も示した。白石町総務課は「消毒液など予防策を実施しても感染拡大を防ぐのは難しい。中止はやむを得ない」と語り、江北町総務企画課は「直前になって中止すると準備が無駄になり、経費もかかる」と説明する。

 新型インフルエンザは基礎疾患(持病)がある人が感染すると、重症化する危険性が高いとされる。伊万里市波多津町は「会場が室内で、密閉性が高い」と21日の敬老会を中止した。体の弱いお年寄りに配慮した格好で、記念品は町内の各区長を通じて贈る。

 ただ、年1回のイベントを中止するのは難しいという声も多い。上峰町の職員は「不安をかき立てるようなことはすべきではない」との考え。地域と合同で運動会を開く小学校も多く「町民みんなが楽しみにしている。どうしても中止できない」と語る校長も多い。

 10月終盤からは、バルーンフェスタや唐津くんちなど、大型イベントがめじろ押し。佐賀市はバルーンフェスタでの感染対策の協議を始めている。

 担当者は「限られた区域に何万人もが集まり、電車も人がひしめき合う。完全にウイルスをシャットアウトするのは難しい」とみる。一方で「インフルの影響で来場者が減ってもいけない。どう対応するか…」。イベント担当者の苦悩は当分、続きそうだ。

2009年09月21日更新
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