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| 社会、文化の「陰」にフォーカス 佐大シンポ開幕 | |||
社会や文化の「陰」に焦点を当てたシンポジウム「A/B面の国際文化学」が4日、佐賀市の佐賀大学本庄キャンパスで始まった。初日のテーマは「九州の闇を掘る」。炭鉱や水俣病など4つの視点で近代化がもたらした格差や公害、差別の問題を考えた。 作家佐木隆三さんは、官営八幡製鉄所で1920年に起きたストライキを取り上げ、当時の過酷な労働実態を紹介した。九州産業大教授の荻野喜弘さんは炭鉱史をひもときながら「閉山時の国による支援が中小より大資本に手厚く、離職者の問題を深刻にした」と指摘。現在の”派遣切り”の構図と重ねて、「労働問題の根源」とした。 熊本の医師板井八重子さんは、胎児性水俣病患者の苦境を報告。流産や死産で「生まれなかった命もたくさんある」と訴え、未認定患者救済法案の問題点も指摘した。ハンセン病国家賠償訴訟にかかわってきた弁護士久保井摂さんは、差別されてきた元患者らの証言を切々と語り、「こうした問題を繰り返し語り合う場を」と呼び掛けた。 シンポは文化教育学部と日本国際文化学会との共同企画。5日は「土の記憶-陰影(かげ)のなかの文化」をテーマに小説家京極夏彦さん、陶芸家14代今泉今右衛門さんらが語り合う。 【写真】近代化がもたらした格差や公害の問題について考えたシンポ=佐賀市の佐賀大 |
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| 2009年07月04日更新 | |||







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