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町区全体で高齢者支援-独居宅に警報機設置 伊万里市
 伊万里市栄町区の住民でつくる「栄町地域づくり会」の井手薫代表。5日に独居老人宅に住宅用火災警報機を取り付ける

 地域全体で高齢者を支えるまちづくりを推進しようと、伊万里市大坪町と脇田町にまたがる栄町区の住民が「栄町地域づくり会」を立ち上げた。地域社会の崩壊が指摘される中、行政区の住民自ら支援ネットワークを構築しようという市内初の試み。5日に第1弾として区内の65歳以上の独居老人宅を訪れ、住宅用火災警報機を取り付ける。

 栄町区は、市内初の大型新興住宅地として1967年に造成され、現在は402世帯、1065人が住む。世代交代の時期を迎える中、少子化などの影響を受け、高齢化が深刻化。人口に占める65歳以上の高齢者の割合が25・6%(5月現在)と、市平均(24・7%)より高く、65歳以上の独居老人宅も45世帯ある。

 地元区長や青年部代表ら8人が、緊急時の支援や地域での孤立防止などを図ろうと、6月に会を設立。火災警報機設置は火災予防と、高齢者を狙う悪徳業者の被害を未然に防ごうと企画した。当日は、ボランティアを含む約30人で17世帯に計26個を設置する。

 同会は今後、ごみのリサイクル活動や高齢者同士の交流活動など既存の地域活動を一本化し、NPOへの移行を進める。会長の井手薫さん(70)は「高齢化を食い止めることは困難だが、支え合いの輪が広がる会にしたい」と話す。

【写真】伊万里市栄町区の住民でつくる「栄町地域づくり会」の井手薫代表。5日に独居老人宅に住宅用火災警報機を取り付ける

2009年07月04日更新
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