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中学生飛び降り訴訟 唐津市「因果関係ない」

 唐津市の市立中学校で2007年5月、校舎から飛び降り、重傷を負った1年生の女子生徒と両親が、同市やいじめたとされる上級生らに、約1億3100万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が26日、佐賀地裁(野尻純夫裁判長)であった。唐津市側は「仮にいじめのおそれがある出来事があったとしても継続的ではなく、飛び降りとの因果関係はない」として請求の棄却を求め、全面的に争う姿勢を示した。

 被告の上級生3人とその保護者6人は次回、認否や主張を明らかにする。

 答弁書で唐津市側は、女子生徒側がいじめの具体的内容として挙げたグラウンドで短パンをずり下げたり、廊下で上履きを投げつけたりする行為を否認した。その上で、いじめが周囲の生徒らの間で周知の事実だったとする原告の意見も否定、「部活の顧問や担任教諭らに安全配慮義務違反はなく、市や上級生らに損害賠償責任はない」とした。

 同市教委は07年7月、「一つの要因として生徒の言動の中に結果的にいじめと認められるものがあった」との調査結果を発表。一方、この日は取材に対し、「当時の見解に変わりないが、いじめがあった事実と損害賠償責任の関係は別」と述べた。

 訴状によると、生徒は07年4~5月、部活の先輩3人からいじめを受けた。生徒は5月31日朝、前日に部活を休んだことに対する先輩らの仕打ちを恐れ、校舎の2階と3階の間にある階段踊り場から飛び降りた。一命は取り留めたが、その後、両足が動かなくなる重度の後遺症を負った。

2009年06月26日更新
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