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世界遺産目指し三重津海軍所跡発掘始まる
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 幕末佐賀藩の近代化史跡の世界遺産入りを目指す佐賀市は16日、同市川副町と諸富町にかかる三重津海軍所跡のうち、未調査部分の発掘に着手した。発掘により海軍所があった場所を実証、史跡登録とその先にある世界遺産につなげる。

 三重津海軍所は1858年、佐賀藩の軍港として建設。当時最新の西洋式造船・修繕施設や教育・訓練施設などを備えており、初の本格的国産蒸気船「凌風丸」も建造された。71年まであったとされるが、その後旧佐賀県立商船工業学校敷地や民家・農地を経て、現在は空き地となっている。

 川副町側は、佐野常民記念館(同町早津江津)と歴史公園を作る際に発掘調査をしたが、諸富町側(同町為重)は未確認だった。資料などから、兵学校校舎や倉庫などがあったと推測される。

 初日は重機を使って数本の溝を掘り、遺構の深さを確認。掘り始めると深さ約20センチの層から人工的な穴の跡や木片、陶磁器片などが見つかった。確認作業は17日も続けられ、20日には遺構の計測や出土品の調査など、本格的な発掘を始める。

【写真】重機で掘った溝の中で遺構の確認をする佐賀市と県の職員=佐賀市諸富町為重

 

2009年04月16日更新
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