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玄海原発、使用済み核燃料貯蔵増検討

 九州電力は6日、玄海原子力発電所(東松浦郡玄海町)で発生する使用済み核燃料の貯蔵能力を増強する方針を明らかにした。燃料体の詰め込み方などを変え、貯蔵プールの容量を増やす「リラッキング」の実施を検討している。核燃料サイクルの中核施設がある青森県六ケ所への搬出が計画通り進まなければ4年弱で満杯となるため、増強によって10年程度は貯蔵できる容量を確保する。

 玄海原発は1-4号機を合わせ、燃料体約3300体の貯蔵が可能だが、燃料交換のために必要な分を除くと、実質的な貯蔵容量は約2400体。すでに1700体を貯蔵しており、残量は700体分となっている。

 同原発で発生する使用済み核燃料は年間約200体で、このうち約170体(本年度予定)を六カ所村に搬出。同村には使用済み核燃料から再利用できるウランとプルトニウムを抽出する再処理工場と、プルサーマルで使うMOX燃料の加工工場があるが、設備の不具合などで稼働が遅れ、足踏み状態が続いている。

 仮に六ケ所村への搬出ができなくなると、玄海原発の貯蔵プールは3-4年で満杯になる。最悪の場合、運転ができなくなる可能性もあるため、新たに1000体程度の貯蔵ができるように増強策を検討している。

 具体的には川内原発(鹿児島県薩摩川内市)で行った「リラッキング」という方法を軸に検討。3号機の貯蔵プールで実施する方針で、燃料体の間隔を狭めるなど詰め込み方を変え、貯蔵能力を現在の約1000体から2000体に倍増させる。

 増強するには県と玄海町の了解と国の認可が必要で、準備が整えば手続きに入る。同社は「いずれ貯蔵プールが満杯になる心配があることは、これまでも説明してきた。増強計画の内容は検討中で、具体的なスケジュールは決まっていない」と話す。

2009年02月07日更新

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