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MOX燃料輸送で事前了解願提出 九電

 玄海原子力発電所3号機(東松浦郡玄海町)で使用するプルサーマル用のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料をフランスから搬入するため、九州電力は28日、安全協定に基づき佐賀県と玄海町に輸送計画の事前了解願を提出した。四国電力、中部電力と共同で輸送する。到着時期などは出発後に公表するが、早ければ8月下旬の定期検査までに搬入され、今秋にもプルサーマルが始まる可能性がある。

 輸送計画では時期や海上輸送の経路、安全対策などを示しているが、具体的な内容は核物質を狙ったテロ防止などを理由に現時点では公表していない。県は今後、九電から詳細な説明を受け、了解するかどうかを判断する。

 玄海原発で使用するMOX燃料はフランスのメロックス社で製造し、昨年7月に燃料集合体16体が完成。県と玄海町が輸送計画を了解した場合、四国電力伊方3号機(愛媛県)と中部電力浜岡4号機(静岡県)用のMOX燃料と一緒に専用船で運ぶ。

 輸送船の出発日、概略輸送ルート、おおよその到着時期、積み出し港などは出発1日後に公表する。欧州からの輸送は2001年以来3回目で、過去2回はいずれも2-3カ月で到着している。

 九電によると、専用船は船底が二重構造で、衝突防止レーダーを備えるなど国際基準に沿った安全対策を施している。輸送容器も国際原子力機関などが定めた基準を満たし、落下や耐火試験で安全性を確認しているという。

 玄海原発に搬入した後は九電が受け入れ検査を行うとともに、国が輸入燃料検査を実施。3号機は8月下旬から2カ月程度、定期検査を行う予定で、それまでにトラブルなどが発生しなければ定期検査に合わせてMOX燃料を装荷する可能性がある。

 今夏のプルサーマル実施について、九電は「輸送時期の特定につながるので、今は何とも言えない。社会的関心が高いので、情報は可能な範囲で提供したい」と話す。

 県原子力安全対策課は「九電から詳しい説明を受けるとともに、法令に基づき国に提出される輸送計画の安全確認の内容も確かめる。その上で、県として了解するかどうかを判断したい」としている。

2009年01月28日更新
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