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 (続きはブログ論壇「ばってんがサイト」で)

 

   ■ 原発説明会 詳報(番組動画)

           

   ■ 放送後の記者会見

    出演した県民  経済産業省 

   ■佐賀新聞記事

 

   ■出演者一覧

 

   ■リンク 佐賀新聞 原発特集

 

   genpa.jpg 「再検証・玄海原子力発電所」

2011年6月26日 原発説明会

 

佐賀新聞 報道番組「テレビ夕刊」

 2011年6月26日、佐賀県佐賀市の「ぶんぶんテレビスタジオ」で、経済産業省原子力安全・保安院による佐賀県民向けの説明会が開かれました。佐賀県東松浦郡にある玄海原子力発電所の緊急安全対策に関する説明会で、説明を受ける県民は、国が地元広告代理店のリストを基に選んだ7人。佐賀市のケーブルテレビとインターネットで中継される「説明番組」の形を取りました。そのやりとりを詳報します。

 

(「しっかり聞きたい、玄海原発」ユーストリーム ページはこちらをクリックしてください。)

 

保安院の冒頭説明 -対策妥当「運転に支障なし」

 

  寺崎さん 福島原発の事故後、国は緊急安全対策を指示し、その安全が確保されたと言っているが、分かりやすく説明してほしい。特に玄海原発が安全なのか、なぜ安全と言えるのかを。


 黒木審議官 まずは福島で原子力災害が起き、玄海原発を抱える佐賀県民に心配を与えていることについて、規制当局として申し訳なく思っている。


 今回の事故を振り返ると、地震直後、原子炉は制御棒が挿入されて自動停止した。停止後も炉心からは核分裂で崩壊熱が出続けるため、冷却する必要があった。地震後、外部電源は失われていたが非常用発電機を稼働し、冷却システムは正常に動いた。しかし、その後2回に渡って最大15メートルの津波が到来し、非常用発電機が水をかぶって電源を喪失した。崩壊熱を海に逃がすための海水冷却系も水で喪失した。その結果、最終的に炉心は溶融し、格納容器から放射性物質が建屋外に放出され、原子力災害に至った。


 この状況を踏まえ全国54の原発に3月30日、緊急安全対策を指示した。対策は短期と中長期に分けられる。短期対策として、電源や冷却機能がなくなっても炉心損傷をくい止められるように「電源車の配備」「炉心を冷却する水を供給するポンプ」「浸水防止対策」を指示した。緊急時の手順書もしっかり整備した。玄海原発では四つの原子炉すべてが被害を受けたという想定で総合訓練し、その安全性が確保できているかを確認した。


 中長期的対策として「海水ポンプをあらかじめ用意する」「大容量の電源車を配備する」ことで早急に冷却できる体制をとる。津波への防護対策として、そもそも海水が建物に入らないことを求めた。その結果、5月6日に玄海原発の安全対策は妥当だと確認し、運転に「安全上支障はない」と公表した。

 

 

<質疑応答(1)>  -九州電力は津波13メートルまで対策

 

原発県民説明番組で質問や意見を述べた出演者7人=佐賀市天神の「ぶんぶんテレビ」スタジオ
原発県民説明番組で質問や意見を述べた出演者7人=佐賀市天神の「ぶんぶんテレビ」スタジオ

 平田さん 今後30年間で震度6強が起きる可能性は福島も玄海も0%だったのに福島は起きた。浜岡は84%と高いが、それだけでは止めた説明になっていない。


 小林室長 浜岡はプレートがせめぎ合っていて、福島と同じ大きな津波が起きる可能性があるため停止要請した。玄海原発は竹木場断層や城山南断層、壱岐対馬の地震などを考慮して判断した。浜岡とは違う。


 寺崎さん 未知の活断層や未調査の活断層の心配はないのか。


 小林室長 音波探査などで海の深くにどんな断層があるのかを調べ、津波を予想している。玄海では2メートルの津波が予想されるが、13メートルの安全対策を講じている。十分だ。


 島内さん 玄海原発は加圧水型原子炉(PWR)で福島は沸騰水型原子炉(BWR)。沸騰水型は水素爆発が起きたが、玄海原発で水素爆発の危険性はないのか。また、福島の土壌からプルトニウムは出たのか。


 黒木審議官 PWRのほうが格納容器が大きく、水素がたまりにくい。格納容器の外側に出た水素の換気もできる。また、プルトニウムは検出されたが、通常土壌に含まれる濃度より少なかった。環境や人体に影響ないと評価している。


 高村教授 飛んだ距離は質量、重さによる。ヨウ素やセシウムは軽いが、プルトニウムは重く、遠くに飛ばない。


 瀬戸さん 話が専門的で難しいが、基本的なことを聞きたい。玄海原発1号機はどれくらいたっているのか、どれくらいもつのか。原子力安全保安院が14日に発表した成績表で1号機は「軽微な課題あり」になっているが、課題とは。


 黒木審議官 玄海原発1号機は運転開始から36年。年1回の定期検査で安全性を確認している。30年が過ぎた高経年化原子炉は30年の時点でその後10年を見通し、安全性に問題ないかを専門家が点検する。もちろん予測できない部分もある。何をチェックすればいいかを洗い出し、定期検査や何年かごとのチェック項目で確認している。何年もつかの判断は難しい。安全性と経済性の両面から電気事業者が判断しているというのが現状。

 

 寺崎さん 玄海町長も老朽化した原発はすぐにでも廃炉を議論しないといけないと言っている。


 黒木審議官 新しい原子炉に比べて安全性が劣っていないか、劣化していないかの2点がある。安全性が時間の経過とともに下がることがないのかをチェックする態勢を整える方向で進んでいる。機器の劣化は点検の頻度や確認する枠組みができている。


 西村さん 地震大国に54基も原発があることが疑問。玄海原発でも行われているプルサーマルで使った使用済み核燃料は発熱量が大きい。そんな危険なものを福島が収まっていないのに再開させる緊急性は。


 小林室長 福島原発事故で地震の影響はなかったと判断している。確かに日本列島は地震が多いが、発電所の耐震安全評価は、設計上で建物や重要な機器に大きな揺れを与え、大丈夫かを確認している。


 黒木審議官 重要なのは使用済み燃料プールを冷却できる機能があるか。プルサーマルの崩壊熱が大きくても安全上、しっかり対策が取れるように確認している。


 津波も、玄海は敷地の高さが11メートル。一方で津波の予想は2メートル。今回の福島は想定より9・5メートル高い15メートルの津波が来た。玄海でもこの9・5メートルを加えた11・4メートルの津波が来ると仮定し、九州電力は13メートルの対策を行った。安全対策がしっかり行われていると判断した。


 定期検査は13カ月に1回実施している。高経年化した原子炉はこれと別に10年ごとに将来を見渡した評価を実施、しっかりと検査する態勢になっている。              ▶詳報・2へ

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