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「制御棒能力は維持」 九電、プルサーマル状況説明 (10年1月30日)
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 佐賀県原子力環境安全連絡協議会(会長・古川康知事)が29日、東松浦郡玄海町の町民会館であった。九州電力は昨年12月に玄海原子力発電所3号機で始めた国内初のプルサーマルについて「順調に運転している」とし、原子炉を止める制御棒の能力について「ウラン燃料の時と同じだった」と説明した。

 

 制御棒は、原子炉を止めるために必要な能力以上に、一定レベルの余裕がある。これまでの説明では、ウラン燃料だけの場合、この余裕の1・3倍の能力があり、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料48体が入った場合は、1・1倍に下がるとしていた。

 

 昨年12月のプルサーマル開始時は、MOX燃料16体を、炉内が均一に燃えるように装てんした。起動時に国が行った原子炉停止余裕検査について村島正康所長は「余裕度は、ウラン燃料だけだった時とほぼ同じだった」と説明した。具体的な数値は公開されていない。

 

 協議会では、副会長の岸本英雄・玄海町長が九電に対し「全国的に注目され、厳しい目を持っている人もいる。信頼を損なうことがないよう、積極的な情報公開と安全運転を」と要望。県は玄海原発に関する環境放射能調査と温排水影響度調査の結果について「異常はなかった」と報告した。

 

【写真】プルサーマルの状況などについて説明があった佐賀県原子力環境安全連絡協議会=東松浦郡玄海町の町民会館