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九州電力玄海原子力発電所3号機に導入が予定されているプルサーマル計画についての記事や特集、用語解説を集約

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MOX燃料輸送完了―撤回求め、相次ぎ抗議 (09年2月28日)

臨界事故危険/県は主体性を

 県と東松浦郡玄海町がプルサーマルのウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料輸送計画を事前了解したことを受け、計画に反対する市民団体は27日、相次いで抗議し、了解の撤回を求めた。メンバーらは輸送段階で臨界事故を起こす可能性などを指摘。国の安全審査は不十分とした上で「国が安全といえば丸のみするのか。県の主体的な判断はないのか」などと厳しく批判した。

写真
 了解から一夜明け、「プルサーマルと佐賀県の100年を考える会」や「県原発問題対策協議会」などの市民団体が県庁を訪問、抗議文を県の担当幹部に手渡した。

 メンバーら約30人が抗議に臨んだ「考える会」は、2007年10月にあった国際シンポジウムで、燃料が臨界に達する可能性があるという新たな問題が提起されたことを説明。その後、電力会社が実施した再実験の詳細も国は把握しておらず、審査自体に問題があるとし「県は国に安全性をただす責任があるはず」と批判した。

 県の担当者は「容器の安全性などについては責任を持つ国が確認しており、県としても安全は確保されると判断した」との見解を繰り返した。3時間以上に及んだ抗議でも市民団体は「とても納得できる回答ではない」とし、今後も抗議活動を続ける決意を示した。

 県と玄海町役場を訪れた地元の玄海原発対策協議会は「判断までに県民の声をどれほど聞いたのか」「玄海を実験炉にするのか」など、国内初となる可能性が高いプルサーマルへの不安をぶつけた。

【写真】MOX燃料輸送了解に抗議し、県に撤回を求める市民団体のメンバー=県庁

唐津と佐賀で 反原発講演会

 玄海原発3号機のプルサーマル計画で使用するMOX燃料の輸送を県と玄海町が了解した中で、同計画や原発に反対する講演会が26、27の両日、唐津市と佐賀市であった。

 反原発の著作がある作家広瀬隆さんと元慶応大助教授の藤田祐幸さんらが、高レベル廃棄物などの最終処分方法が決まらない中で進む原発政策に警鐘を鳴らした。

 唐津市文化体育館には約110人が集まった。広瀬さんは、使用済みMOX燃料は「使用済み核燃料より発熱量が高く地下に埋めることができる温度に下がるまで500年かかる」と指摘。その上で「処分方法もはっきりしない無責任な計画は受け入れるべきではない」と主張した。

 藤田さんは、天然ガスを活用するタイプの発電方法を例示し「原発より安全でコストが低い発電に転換すべき」と訴えた。