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街かど総文祭、18日開幕

展示、演奏、演劇で、街を彩る

2017年03月15日 10時36分

街かど総文祭をPRする樋渡奈々さん(左)ら佐賀北高生とマスコットキャラクターの「カチッパ」
街かど総文祭をPRする樋渡奈々さん(左)ら佐賀北高生とマスコットキャラクターの「カチッパ」
本番へ気合十分の佐賀清和高演劇部=佐賀市の同校
本番へ気合十分の佐賀清和高演劇部=佐賀市の同校
「なんでもないや」(RADWIMPS)を合唱する佐賀北高音楽部。ヒットソングを男女混声の美麗ハーモニーで聞かせてくれる
「なんでもないや」(RADWIMPS)を合唱する佐賀北高音楽部。ヒットソングを男女混声の美麗ハーモニーで聞かせてくれる
第9回街かど総文祭スケジュール
第9回街かど総文祭スケジュール

 高校生の文化部の祭典「県高校総合文化祭(総文祭)」を、佐賀市の街なかで気軽に楽しんでもらおうと開催してきた「街かど総文祭」。今年で9回目を迎えたが、2年後に迫る「全国高校総文祭」佐賀大会の準備のため、残念ながら今回でいったん休止となる。休止とは言え、全国総文祭に向け文化部が盛り上がっている中での開催。展示、演奏会、演劇大会のどれも熱気にあふれている。身近で高校生の文化活動に触れられる貴重な機会。逃さず、ぜ~んぶ満喫したい!(ハラマン、マキ)

【演劇】笑いや悲哀も 渾身の演技

 演劇の部は、県内11高校が参加し、19、20日の2日間、佐賀市の東与賀文化ホールで渾身(こんしん)の演技を披露する。本番まであとわずか。稽古も佳境の佐賀清和高演劇部にお邪魔した。

 同校は2014年に新築移転したばかり。中高一貫のマンモス校で、演劇部は稽古場の確保に苦労する。部室はあるものの、練習できる空き教室がなく、廊下が特設のステージ、本番前の通し稽古は外でやることもある。そんな冬の寒さに負けず部員13人は、演劇への熱い情熱をたぎらせている。

 今回の脚本は、高校演劇の全国大会でも再演がかかる名作「べいべー」。新生児室を舞台に、生まれたばかりの赤ん坊が人生の悲哀をぶちまけるコメディーだ。喜劇を得意とする清和高だけに、稽古の中でもテンポ良く笑わせてくれた。

 「べいべー」は、引退した3年生が1年で演じた脚本で、部員たちが以前からやってみたいと思っていた芝居だという。部長の樋口美紀さん(17)は「演劇の中でも非現実の世界で、やっていて楽しい」と、部員一丸でやる気をみなぎらせる。「笑ったり、感想を話してくれたり、観客の反応がうれしい。楽しんでもらいたい」と、20日午後2時からの本番へ気合を入れまくっていたぞ。(ハラマン)

【演奏会】Jポップやクラシック 華やかに

 佐賀北高の音楽室から聞こえる、美しく混ざり合うハーモニー。同校音楽部の6人が演奏会に向け、ヒット映画「君の名は。」の劇中歌「なんでもないや」を絶妙な混声三部合唱で練習していた。「音に乗せる言葉の数が多くってラップみたいになっちゃう」と当人たちは難しそうだが、合唱アレンジは聴き応えバツグン。RADWIMPSもいいけど、「高校生がのびのび歌っている姿を見てほしい」と部員たちはアピールする。

 Jポップだけでなく、普段の授業で練習しているクラシックも披露する。部長の古川愛伽音さん(2年)はピアノ独奏でショパンのエチュード第5番、通称「黒鍵」を演奏。右手で弾く主旋律がほぼ全て黒鍵という特徴的な曲で、春にピッタリの華やかなメロディーだ。唯一、独唱を披露する松本利幸さん(2年)は、イタリア歌曲「ああ、愛する人の」など2曲を歌い上げる。「山場がはっきりして、初めて聴いてもきれいで楽しめる曲」と話す。

 演奏会ではほかに、神埼高の女声合唱によるジャズや、佐賀工業高と佐賀東高による「東京スカパラダイスオーケストラ」やジブリ名曲集の吹奏楽なども。高校生47人がおくる約2時間のコンサート、ぜひ音楽に浸ってみては。(マキ)

【作品展示】デッサン、席書で活動アピール

 今年の作品展示は「美術・工芸」と「書道」の2専門部が、計約170点で街なかを彩る。

 美術・工芸専門部は有田工業高や唐津西高など12校が参加。昨秋の県高校総文祭での展示作品や、県展出品の大作で、これまでの活動をアピールする生徒が多い。

 その中で最多48点を展示する佐賀北高美術部は、1月に開催された「県高校デッサンコンクール」に向けて描いた習作を並べるが、習作と侮るなかれ。1枚のデッサンを描くのに、中には10時間もかける生徒もいるほどの力作ぞろいだ。2年の嘉村夏光(なつみ)さんは「デッサンの魅力は光と影の表現。部員それぞれの特徴が出ています」と見どころを語った。

 書道専門部からは、昨年7月開催の「県高校席書大会」の特選作品45点を並べる。会場で時間や枚数の制限がある中、ぶっつけ本番で揮毫(きごう)する席書大会は「高い集中力が必要」と樋渡奈々さん(佐賀北高2年)。「席書は普段の練習の成果が凝縮される。書の潤渇(じゅんかつ)(にじみ、かすれ)や墨色を楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。

 作品展示は佐賀市白山のエスプラッツ2階「交流プラザ」と佐賀駅バスセンターで、18日から25日まで楽しめる。(マキ)

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