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| 8月18日付 | |
| 「議員も議会もいらない」と公然と言ってはばからない鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)。こんな首長、一人ぐらいいていいんじゃない-と人ごとのように言ってはおれない。首長と議会、そして市民はどうあるべきかを問うている◆竹原氏が阿久根市議を1期務め、市長に転身したのは2008年9月のこと。507票という僅差(きんさ)の初当選だった。しかし、当選からわずか6カ月、竹原氏の行政手法に反発した議会が全会一致で市長不信任を突きつけた◆竹原氏は即座に議会を解散。出直し市議選直後の臨時市議会で議会は再び不信任案を提出。さすがに今度は全会一致とはいかなかったが賛成多数で可決。竹原氏は自動的に失職したが、すかさず市長選に出馬し、反対派市議が満を持して擁立した元国交省官僚を退けたのである◆この時点で民意は、独善的と議会から猛反発を受けていた竹原氏を支持した。首長も議員も選挙で選ばれた人たち。つまり民意の体現者であるが、竹原氏に対する反対派議員と市民の思いの間にあった微妙な違い。それが竹原氏を再び行政の長にした◆返り咲いた竹原氏は議会の招集要求を拒否、職員給与や議員報酬の削減など専決処分を連発。国や知事の助言や是正勧告もどこ吹く風。地方自治のルールを無視した運用といえるが、議会招集権が議長にはなく首長にしかないという法律の想定を超えた混乱事態に、市民有志が立ち上がって市長リコール(解職請求)に動き出した◆署名が有権者数の3分の1以上集まれば11月にも住民投票が行われ、竹原市長が再び失職するか、それとも市政継続かが決まる。市長と議会と市民のそれぞれの思いの微妙な違いが住民投票で示される。果たして民意はどっちに…。(賢) |







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