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| NEWSこの人―芳賀英行さん(33)(1月13日) | ||||
街中に映画館復活 69nersFILM代表映画プラスアルファの要素を充実し 人が集まる街の核に
「映画だけでなくプラスアルファの空間をつくりたい」とスタートしたが、オープンな空間を見て「これからも来たい」と会員になってもらっている。正月には帰省した若い人が佐賀にいる友人に誘われ来てくれたりして、時間帯によって違うが、高校生から年配の方まで客層は幅広く、感触はいい。 大学在学中に自主制作をして以来、ずっと映画にかかわってきた。 「単館系の映画を見に行く自分がいい」というファッション感覚があり「自分だって撮れるのではないか」と勘違いして始めた。ビデオのリアルすぎる質感とは違う、スクリーンに映されるフィルムの質感て何だろうと思い、自分なりに調べ、リサイクルショップで機材を買った。ただ発表するまでには至らず、やっぱり映画は奥深いと感じた。1960年代の音楽、映画、ファッションが好きで、当時名付けた「69nersFILM」(シックスナイナーズフィルム)を今も使っている。 会社勤めをしながら自主上映会を開いた。独立し、福岡を拠点に東京と西日本各地で「出前上映」の活動を展開している。 制作するのは「光るもの」がないと無理だと、いち早くあきらめた。自主上映会といえば、閉鎖的な印象があるが、ポップに見せたいと思った。カフェなど人が集まる空間でいいものを見せる、とやってきた。全国からフィルムを集め、その中には「天然コケッコー」などで注目される山下敦弘監督の作品もあり、セレクトは間違っていなかった。テレビ局の関連会社でアルバイトをして資金をつくり、最初に勤めた会社からも出資してもらっている。 常設の映画館がなくなり、映画好きな人たちが「街なかキネマさが」を結成し、再開に動いたが、運営主体がなかなか決まらなかった。 大分のミニシアターで佐賀の話を聞いたが、経費や常駐のスタッフなどの壁があり、前に進まなかった。みんなの思いを形にするには、自分に何ができるかと考えた。いつかは「自分の小屋」をという気持ちがあり、おとこ気を出して手を上げた。 気軽に立ち寄り、お茶を飲み、映画を楽しめる場を目指す。 知り合いのバンドがツアーの合間に演奏をしてくれ、かつて40年間看板を描いてきた久留米の方に、上映作品の看板を作ってもらった。プラスアルファのソフトを増やしていく。佐賀は歩いてみると、松原川沿いをはじめ案内したい場所がいっぱいある。喫茶店も多く、福岡にないような店もあり、文化レベルが高い。「街づくりしよう」と力まなくても、いい店があると、周りにもいい店ができ、人が集まり、人の流れができていく。そのネットワークの核になれればいいと思う。
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| 2008年01月15日更新 | ||||
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