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| 武術抜群、兵隊精練 最後の武雄領主・鍋島茂昌展 | |||
茂昌は、蘭学導入に努めた第28代領主・茂義の子で、6歳で武雄鍋島家の家督を継いだ。父と同じように、西洋科学を取り入れ、軍備増強を図った。戊辰戦争では、朝廷からの命令で秋田へ出兵。佐賀藩全軍(4千人)の総司令官にも任命され、旧幕府軍と戦った。 会場には、1868(慶応4)年7月、明治天皇に拝謁(はいえつ)した際に受けた勅諚(ちょくじょう)や天盃、軍扇などが並ぶ。陪臣(また家来)にすぎない領主が、こうしたものを直接拝領するのは異例。勅諚には「其方武術抜群、兵隊精練」という記述がみられ、軍事調練に力を注ぎ、優れた洋式軍事力を備えていた武雄領が、いかに評価されていたかがうかがえる。 茂昌は1869(明治2)年の版籍奉還で領主権を失ったが、1874年の佐賀戦争では、佐賀軍から元帥への就任や出兵要請を受けた。展示の中には、佐賀軍の中心で茂昌のいとこにあたる島義勇からの「救援依頼書」も。明治政府で要職を務めた武雄出身の山口尚芳からいさめられ、出兵には消極的だったものの、結局は64人の兵士を出兵させることになった茂昌の微妙な立場を物語る。 このほか、茂昌を描いた錦絵や、男爵用の大礼服、紙面トップで「特別広告」として茂昌の逝去を伝える1910(明治43)年3月18日付の佐賀新聞など、バリエーションに富んだ展示品で茂昌を紹介している。 同館の川副義敦学芸員は「江戸から明治にかけて新時代の過渡期に、戊辰戦争や佐賀戦争など歴史のうねりにほんろうされながらも、たくましく生きた茂昌、武雄の歴史を知る機会になれば」と来場を呼び掛ける。 ▽8月29日まで。観覧無料で、開館は午前9~午後5時。25日と8月7、15、21日午後1時半からギャラリートークがある。問い合わせは同館、電話0954(20)0222へ。 【写真】今右衛門さんデザインの緞通(手前の2点)などが並ぶ会場=佐賀市赤松町の鍋島緞通吉島家「緞通ミュージアム」 |
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| 2010年07月24日更新 | |||
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