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新槐樹社(本部千葉県)九州支部長の山口憲一郎さん(82)=太良町=が、東京都六本木の国立美術館で開かれた第54回新槐樹社展で初の内閣総理大臣賞を受賞した。「有明海とシチメンソウをモダンに仕上げた古里の絵が評価されてうれしい」と、さらなる意欲を示している。
山口さんは古里の風景などを表現した具象画を中心に活動。1990年ごろからはイタリアやスペイン、フランスなどヨーロッパ9カ国でスケッチなどに取り組んだ。その後、画風が抽象的となり、現在は、具象がわずかに残る”半抽象画”が多いという。
内閣総理大臣賞の受賞作品は100号の油彩でタイトルは「赤い草と干潟」。昨年10月末ごろ、佐賀市東与賀町の海岸でシチメンソウや有明海を写生した。それを基に、太良町の自宅アトリエで約3カ月かけ抽象風に仕上げた。画面を青や黄、黒、朱など6つに分け、空や海、砂浜、シチメンソウの花などを思わせる大胆な構図と色調の作品になっている。
山口さんは45年前の第10回展から出品。これまでに委員優賞などを受賞している。(クランドール)
▽第54回新槐樹社展の大阪展は4月に大阪市立美術館で、京都展は5月に京都市美術館で開催される。
【写真】初の内閣総理大臣賞を受賞した山口憲一郎さん=太良町の自宅
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