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初句集ふるさとを詠む 元高校教諭・松永晃芳さん
【写真】初の句集「繋ぎ船」を出版した松永晃芳さん=鹿島市の自宅
 俳句結社「百鳥(ももとり)」(千葉県、大串章氏主宰)の同人で元農業高校教諭の松永晃芳さん(66)=鹿島市=が、初の句集「繋(つな)ぎ船」を出版した。教師時代に田んぼで行った実習風景や退職時の思い、ふるさとの情景などを叙情豊かに詠んでいる。

 松永さんは高校2年の時、教師の勧めで俳句を始めた。1994年の「百鳥」創刊時から入会し、2004年に教諭を退職した後も創作活動を続けている。

 句集『繋ぎ船』は年代別に4部で構成。1994年から2008年まで15年間に作った344句を収載した。タイトルは幼いころから親しんできた塩田川沿いの光景を郷愁豊かにとらえた「葦原の入り江に深く繋ぎ船」の句にちなんだ。また、無口な父がほめた「かき氷父が一言ほめしこと」は、船大工だった亡き父親との思い出を詠んでいる。

 松永さんは「俳句をやってきた証しを残し、これまでの生きざまを振り返りたかった」と初句集への思いを概観しながら「今後も豊かな心を持って俳句と向き合いたい」と意欲を示している。


 ▽句集『繋ぎ船』は文學の森刊。四六判。209ページ。2600円。問い合わせは松永さん、電話0954(63)3665。


【写真】初の句集「繋ぎ船」を出版した松永晃芳さん=鹿島市の自宅

2010年03月06日更新