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本紙「子どもの周辺」執筆、森薫さん 「十四歳ヒミコ」出版

いじめと闘う中学生主役

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 本紙教育面で「子どもの周辺」を執筆する森薫さん=東京在住、佐賀市出身=が、いじめ問題に真正面から立ち向かう14歳の女子中学生を主人公にした「十四歳ヒミコ」を出版した。

 青葉中学2年の水村恵美子は、性格が激しいところが、邪馬台国の女王卑弥呼に似ていることなどから友人たちに”ヒミコ”と呼ばれている。

 物語は、ヒミコが生徒会長の立候補演説会で「青葉中からいじめをなくす」と宣言したことから始まる。

 そして、ヒミコが2年生に進級する直前の3月初め、塾で一緒だったアミこと広木亜由美が青葉中に転校してきた。1カ月後、ヒミコを取り巻く環境が一変。アミを中心とする金髪、ピアス、ガングロ軍団が出現し、アミとヒミコのバトルが幕を開ける。

 アミ軍団は各クラスで陰湿ないじめを繰り返し、アミはヒミコのバラスバンド部にも入部していやがらせを続けた。軍団はまじめで教師受けのいい生徒を標的にした。ヒミコのクラスは授業中にもアミ軍団が自由に出入りするなど学級崩壊が進行、教師と生徒の関係は逆転してしまった。

 9月、正義感に満ちたヒミコが生徒会長に立候補し、大差で当選した。ヒミコは第一回目の役員会でいじめ問題に関する連続学習会と、いじめ110番の設置を提案するなど早速、行動を開始。親友や亡くなった父の弟の心理学者らに励まされ、アミ軍団と闘う決意をする。

 森さんは現在、屋久島おおぞら高校副校長などを務める。主な著書に『友情の円陣』『友情物語―15歳の峠―』『父さんの忘れもの』などがある。

 (『十四歳ヒミコ』は大学図書出版発行、B5判、240ページ、1575円)

2009年12月11日更新