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エネルギッシュで野性的な太鼓の音とリズム。灼熱(しゃくねつ)の広大な大地が目に浮かぶ。ここはアフリカ? 佐賀でこんな幻想を抱いたのは初めてだった。場所は牛津高校(小城市牛津町)。アフリカへいざなってくれたのは、アフリカの太鼓「ジャンベ」を演奏する部活「牛っ娘(こ)ジャンベ」のメンバーだ。
【写真】NLA全国高校生の主張・音楽大会で熱い演奏を披露する牛津高校の「牛っ娘ジャンベ」=8月30日、佐賀市のエスプラッツ
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牛っ娘ジャンベは2003年、同好会として発足。珍しいアフリカの太鼓を演奏する高校生の部活なので、町内外のイベントなどに引っ張りだことなった。08年には部活に昇格。現在、1~3年生合わせて31人が所属している。 でも、ジャンベって一体何?
ギニアやマリなど西アフリカの国々の伝統的民俗楽器。くりぬいた木でできており、上部の直径約50センチ、底部直径約30センチ、高さ約70~80センチの背の高い杯形の筒といった感じ。上部には主にヤギの皮を張り、ひもで胴体に固定している。 音は3つしか出せないそうで、そのためメロディーよりもリズムの方が重要という。演奏する曲名はすべてアフリカの言葉で、例えば「Jole(ジョレ)」「Tiriba(ティリバ)」「Kassa(カサ)」などがある。ジャンベをたたく役のほか、ダンスを踊る人、アフリカの言葉(ギニア語?)でかけ声のような歌を歌う人で”楽団”を構成する。
早速、2曲を演奏してもらった。太鼓をたたく人たちが2列に並び、たたきながら簡単なステップを踏む。歌う人1人がそばに立ち、アフリカの言葉を次々叫ぶ。前に1列に並ぶ3人は、アフリカのスピリットが入ったように腕や脚、首をエネルギッシュに振り回しながら踊る。
これは迫力あるパフォーマンス。それまで普通の日本の女子高生たちが、一気にアフリカの音楽隊に変身し、おじさんはびっくり! アフリカのリズムが独特で、最初は覚えにくいし手も痛かったそうだが、部長の緒方華奈さん(18歳、3年)は「リズムに夢中になり、終わったら心がすっきりしている」と、ジャンベの楽しさを語る。
顧問の植松敦子先生も「生徒たちは熱心で、とても熱い思いを込めて練習している。こんなに部活が好きな子たちは初めて」と感心している。
牛っ娘ジャンベは人気者で、サガン鳥栖や07年の佐賀総体など多くのイベントに出演している。12月19日からは、ジャンベが盛んな鹿児島県の3つの離島、竹島、硫黄島、黒島の三島村の「ジャンベ・スクール」(硫黄島)に参加し、初めての県外”ジャンベ交流”を行う。ジャンベ奏者とのふれあいを通じて、スキルアップの”修行”をするのだ。
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