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「チネチッタ」設立20年 映画への愛 記念誌に

自主映画の歩み記す

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 ミニシアターなどでアート系映画を自主上映する「チネチッタ」が、設立20周年を迎え、記念誌を発行した。これまでの上映作品一覧をはじめ20年の活動を振り返った。中溝好生代表は「映画館での上映にこだわったスタッフの熱意で20年間続いた」と感慨深く語る。

 チネチッタは1989年7月19日、佐賀市松原のグランド劇場で上映会を始めた。当時、同市内には映画館が6館あったが、大手配給会社からの作品が中心だった。ミニシアター系映画が少なかったため「アート系作品を見たい」と、中溝代表の下に有志が集まった。現在、12人のスタッフで運営している。

 第1回の「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」から2009年7月の「エレジー」まで20年間の上映作品は196本。スタッフが試写会に出向いたり、配給会社と交渉するなどして決めた。洋画、邦画のほかにドキュメンタリーやヒューマンドラマなどジャンルも多彩。2004年1月の「死ぬまでにしたい10のこと」は最多の約900人が鑑賞した。

 2003年9月から会場を同市のイオンシネマ佐賀大和に移し、月1回のペースで上映を続けている。記念誌には作品一覧のほか、関係者コメント、「ゆれる」などの監督西川美和さんのインタビューなどを掲載した。

 最近は、シニア層の客が増え、夫婦や女性同士で鑑賞する人も多いが、リピーターがほとんど。若手の開拓が課題となっている。

 8月は上映会をせず、9月に「9・11」に合わせて米国ミューヨークのワールド・トレード・センターのツインタワーを綱渡りした男の物語「マン・オン・ワイヤー」を公開する。

 中溝代表は「シネコンが増え、単館系作品の上映館もできた。新しいファンが足を運ぶきっかけづくりになればいいが」と話している。

 ▽チネチッタ20周年記念誌はイオンシネマ佐賀大和で配布中。問い合わせ先はチネチッタ、電話0952(29)2389。

【写真】チネチッタ20周年記念誌を手にする中溝代表=佐賀新聞社

2009年08月17日更新