歯科編 インプラント治療
多焦点眼内レンズによる白内障手術
必要な視力 オーダーメードで対応
眼の中でカメラに例えるとレンズにあたる水晶体が濁って、視力の低下を招く白内障。原因の多くは加齢によるものですが、濁った水晶体を人工水晶体(眼内レンズ)にかえる手術で良好な視力を取り戻すことができます。眼内レンズは従来の「単焦点眼内レンズ」に加え、「多焦点眼内レンズ」が厚生労働省に認可され、一人ひとりのニーズに合わせ、最適な眼内レンズを選択できるようになりました。「単焦点」「多焦点」を合わせて毎月100例を超す白内障手術を行っている谷口眼科(武雄市)に伺いました。
ライフスタイルで選ぶ眼内レンズ
白内障の手術で濁った水晶体を取り除いた後は、眼内レンズを入れる必要があります。通常の白内障手術で用いられるのが単焦点眼内レンズです。単焦点眼内レンズは、ピントを遠くか、近くにしか合わせることができません。患者さんの日常生活に合わせたピントを選び、例えば、よく車の運転をする人には遠くにピントを合わせたレンズを、パソコンや手元で細かい作業をする人には近くにピントを合わせたレンズを挿入していました。そのため、ピントが合わない部分は、近用眼鏡や遠用眼鏡を使って補正していました。
多焦点眼内レンズで眼鏡から開放
その眼鏡から開放してくれるのが、多焦点眼内レンズです。多焦点眼内レンズとは、ピントが遠くと近くの2カ所で合う眼内レンズです。車の運転から、新聞まで、眼鏡なしで見ることができるようになります。例えば、白内障の手術後、老眼鏡をかけていた人も、多焦点眼内レンズを使用することによって、日常生活の7~8割は眼鏡なしで生活できるようになります。
ただ、長距離トラックやタクシーの運転手の方などは、適用を控える場合もあります。単焦点眼内レンズにするか、多焦点眼内レンズにするか、その人のライフスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。

【写真説明】
遠くにピントを合わせた単焦点レンズ(写真上)と遠近両方にピントを合わせた多焦点レンズの見え方
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