始まりは50代くらいから
人が物を見るときのレンズの役割をする水晶体が、白く濁って見えにくくなることがあります。これが白内障です。原因はさまざまですが、最も多いのは老化現象によるものです。顔にシワができたり、髪が白くなったりするのと同じです。その他の原因は、糖尿病の合併症によるものや、顔面のアトピー性皮膚炎のかゆみで掻(か)いたり、叩いたりしたために起こる外傷や、ステロイド薬の長期使用からくるものもあります。
老人性白内障は50代くらいから始まり、視力に影響が出始めるのは、60代後半から70代になってから。白内障は70代くらいまで進行していきます。見た目は瞳の中心から白濁してきますが、長期にわたって紫外線を浴びれば、瞳の周囲から白濁する人もいます。
自覚症状は、かかった当初はほとんどありません。徐々に視力が落ちる、日光がまぶしく感じる、物がかすんで見える、老眼鏡をかけても近くが見えづらいなどの症状に表れてきます。
最新機器の利用で日帰り手術
![]() 【手術前】 瞳の周辺が白濁している |
【手術後】 白濁が取れた様子がわかる |
治療法は大きく分けて、点眼剤治療と手術の2通りです。点眼剤治療はあくまで進行を遅らせるもの。治癒(ゆ)することはありませんし、進行も止まりません。治癒するためには手術が必要です。
当院では点眼剤麻酔を施し、3ミリほど小切開して超音波で水晶体の濁りを砕いて取り出した後、人工のレンズを入れます。手術時間は10~15分です。最新の超音波機器の導入で時間も短く、日帰り手術が可能です。手術室はガラス張りですから、手術中、家族の方はそばで様子を見ることができますし、スタッフが家族のそばにいて、随時、どんなことを行っているのかを説明します。家族が見えるところにいることで、患者の精神的な支えになり、好評です。
痛みはほとんどありませんが、気をつけたいのは感染症。3カ月間は通院で経過を観察します。

○手術室はガラス張りで、家族の方はそばで様子を見ることが可能
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |







![renewal_buhinai_01[1].gif](/var/rev0/0156/1280/200873022453.gif)






生活に影響があれば手術で治療を



