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2009秋の健康特集

リハビリ編 最新のリハビリテーション

カット第四の医学、リハビリテーションの重要性
  -最高のQOL(生活の質)実現を目指して-

脳卒中などの中枢神経疾患や骨折などの整形外科疾患で失った機能を可能な限り回復させ、残された機能を最大限に活用するために行うリハビリ(リハビリテーション)。その本来の目的は、権利・資格・名誉の回復。失った機能の回復だけでなく、その人にとって最高と思われるQOL(生活の質)の実現を目指すことにあります。充実したスタッフと施設がそろう医療法人ひらまつ病院で、リハビリの重要性や近年の取組み、最新の運動療法を伺いました。

時期に合わせたトレーニング

リハビリは「機能回復のための単純な訓練」と、多くの方は認識しているかもしれません。ただ、そこには個々の症状に合わせたきめ細かいケアが求められ、精神的なアプローチも必要となってきます。また、発症からの時期によって急性期、回復期、維持期にわけ、時期に合わせたトレーニングを組むことも必要になります。そのため、地域の病院と連携をとりながら専門のスタッフを中心に、病院全体で取り組んでいくことが大切です。

急性期の目的は寝たきりの予防です。昔は脳卒中などの病気で手術入院すると、ある程度の回復を待って機能訓練が行われていました。しかし、現在はベッドの上でもできることから始めるのが重要とされています。早い時期から体を動かすことで筋力を維持し、床ずれなど寝たきりによる症状を防ぐことにもなります。

回復期は、日常生活がよりスムーズにできるようにします。病後、機能が回復しないこともあります。そんな場合でも、障害を持っていることを悔やまずに、障害を受け入れて前向きに第二の人生を送っていくためのサポートをしていきます。3期の中で最も力を入れる期間です。維持期とは急性期・回復期を経て獲得した機能を実際に実践していく時期です。リハビリの集大成となる時期で、特に家族を含め多方面のアプローチが必要です。この時期にサポートが滞ると活動量が低下し、寝たきりになる可能性もあります。維持期の援助を行うのが通所または訪問ケアとなります。

精神面のケアもフォロー

リハビリ風景
○専門のスタッフが一人一人にあったリハビリ法を指導

機能障害を抱えた人は、退院後も外出がおっくうになることなどがあります。「閉じこもっていないで、地域に出かけましょう」。そういった精神的アプローチも、通所リハビリテーションの目的のひとつです。また障害を持って家庭に帰られると、家族が戸惑う場合などもあります。患者さんとご家族との間にソーシャルワーカーが入り、環境調整を行うのも重要な取り組みと言えるでしょう。

リハビリは第四の医学と言われ、看護にもリハビリテーション・ナーシングという言葉があるほど。当院でも医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士ら高度な技術を持った専門家が連携し、病院全体でリハビリに取り組んでいます。

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