特集 ぜんそくの対処法
吸入で気道を開くのが効果的
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○取材協力 |
秋に多いぜんそく。発作が起こるとゼーゼー、ヒューヒューという喘鳴を伴って、呼吸困難を繰り返します。0歳から15歳までの100人に1人が治療を受けているといわれます。この8割がアレルギーによるもので、中でもダニアレルギーが多くみられます。ぜんそくの対処法などについて、佐賀大学医学部の浜崎雄平・小児科学講座教授に聞きました。
ダニは25℃前後、湿度75%の時に最も多く繁殖します。梅雨から夏にかけて繁殖したダニの、死骸や排せつ物が浮遊するため、秋の発作が多いと思われます。気温の変化や、台風の接近による気圧の変化も引き金となるようです。また夜に発作が多いのは、体が休息するために呼吸が少なくなり、気道が狭くなって刺激を受けやすいからといえます。
発作が起きたら
水をコップ一杯飲む、背中を軽くたたく、痰を出す、ことなどを試してください。吸入で気道を開くのが最も効果的ですが、自宅でできない人は病院に行きましょう。軽い発作であれば経口薬も効きめがあります。症状に合わせて、日頃から炎症を取る薬を使うことも大事。放っておくと粘膜層や筋肉層に炎症が起こり、空気の流れがさらに悪くなります。早く発見して治療を開始することが必要です。小児ぜんそくの50%は、症状が軽減されるかほぼ消失します。しかし、症状が出なくなったからといって治ったわけではありません。たばこを吸う、ペットを飼うなど、何かのきっかけで再び発作が起こることがあります。
ダニが原因
感染やアレルギーの治療が肝心です。かぜの場合、感染によって気道粘膜が傷つき、異物を排除する働きが悪くなって、アレルゲン(アレルギーを引き起こす原因となる物質や環境要因)の吸収が10倍にもなるともいわれます。感染の予防も心がけましょう。
発作の原因の多くは寝具についたダニです。アレルゲンはできるだけはじめから排除して、原因をつくらないことが大切です。晴れた日はふとんを干し、寝室の掃除はできるだけ毎日するようにします。ダニのえさを減らすため、体も清潔に。家族にぜんそく疾患やアレルギーのある場合は特に気をつけましょう。
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