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タイトルカット秋の健康特集

総合診療科 依然として増加傾向にある”がん”

カット早期発見がキーワード、最先端の医療機器で健康を見守る

PSA検診で見つかりやすい前立腺がん

 日本人の三人にひとりががんにかかるといわれる現代。食生活の欧米化や高齢化が相まって、乳がん、肺がん、大腸がん、前立腺がんなど、がん患者は依然として増加傾向にあり、昭和58年より日本人の死因のトップとなっています。診断法や治療法が進んでも救えない命があり、一方で助かった命から「早期発見」というキーワードが見えてきます。最先端の医療機器を備えて住民の健康を総合的に見守る小城市のひらまつ病院では、四月から新たに泌尿器科の診療が始まりました。患者のニーズに応えつつ地域医療の向上を目指す、ひらまつ病院の四人の先生にがん診療を中心にお話を伺いました。

早期発見の重要性が伺えるがん診療

 消化器系のがんでは、この一年をみても、人間ドックや健康診断時の内視鏡検診によって、高い確率で早期の段階で見つかっています。そのうち、半数近くが外科手術を行なわずに内視鏡による切除だけで治療ができる初期のがんで、早期発見の重要性が伺えます。
 外科手術ががん治療に有効なのは当然ですが、人によっては傷口が癒着するケースや、ダンピング症候群などが起こる可能性もあり、内視鏡による施術のほうがリスクの少なく体の負担も軽くなります。
 どんながんにも当てはまりますが、さまざまな自覚症状があらわれたときには、転移など既にかなり進行しているケースが多いようです。一年に一度は検診を受けて、早期発見、早期治療を心がけることが健康な生活に結びつきます。

日本人に増加傾向にある前立腺がん

 前立腺がんの発生には人種差があり、もともと白人に多くアメリカでは男性で最も多いがんとなっています。ところが近年、食生活の欧米化や社会の高齢化などが起因して、日本人男性にも前立腺がんが急増しています。前立腺がんの多くは尿道や膀胱から離れた場所に発生するため、初期には自覚症状がほとんどありません。血尿や腰痛などの症状が出たときには、たいてい骨盤やリンパ節に転移し重症化しています。
 大切なのは早期に発見することですが、幸い前立腺がんは検診で見つかりやすいがんです。特に血液中のPSA(前立腺特異抗原)値を測定するPSA検査が有効です。検査に必要なのはわずか1・の血液で、体にダメージも少なく気軽に受けることができます。急速に患者が増え始める五十歳代をすぎたら、ぜひ前立腺がんの検査を受けましょう。万が一、進行した状態で見つかっても、前立腺がんは比較的ゆっくり成長するがんなので、決して悲観せず、専門医とよく相談し、手術や放射線療法、内分泌療法など適切な治療法を見つけることができます。 

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男女差のない泌尿器科の診察

 「おしっこが近い、おしっこが出にくい、夜に何度もトイレに起きる」など、排尿に関するトラブルを抱える方は日本で約1000万人いると考えられ、男女差はありません。ところが、デリケートな器官を扱っているだけに、女性にとって泌尿器科の敷居はまだまだ高いようです。排尿の異常などで受診された場合、ほとんどのケースが問診と検尿だけで診断がつきます。副作用が少なく効果の高い薬がありますので、恥ずかしがらず気軽に専門医に相談してください。

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